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日々、宝さがし、日々、モノがたり

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日々、宝さがしを始めた理由

日々、宝さがしを始めた理由

自分にとって、ワクワクすることって何だろう。
38歳の「自分探し」みたいですが、少々お付き合いください。

数カ月前にインスタグラムを再開しました。
衣食住、手作りのこと、色々なハッシュタグを付けて投稿してみますが、うーん。
素敵な暮らしをしている人、センス・技術に優れた人、本当に、たくさんいらっしゃる。

ここでいったい私は何を発信したいのだろう。

テーマを決めてみようと思い、たどりついたのが

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はぎれリメイク 〜考えて形にする小さな楽しみ〜

はぎれリメイク 〜考えて形にする小さな楽しみ〜

「私は、新しい布にはさみを入れるときよりも、いたんだり、小さくなった古いものをもう一度役立てようとあれこれ工夫し、自分流に作りかえるときのほうがかえって楽しく心がはずみます」(佐藤雅子『季節のうた』河出文庫、「リフォーム」より)

明治生まれで、昭和40〜50年代に料理や暮らしぶりを雑誌や新聞に紹介した佐藤雅子さん。「〜ございました」「〜ございましょう」の文体、お姑さんの「しつけ」を受けたという、

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貴婦人のドレッサーに憧れて

貴婦人のドレッサーに憧れて

美しいものは、手に入らない。むしろ、手に入らないほど美しいものが好きだ。

何かを犠牲にすれば手に入るかもしれない美しいものをデパートで眺めるのも楽しいが、哀しいかな、主婦というものは、何もかもを食費に換算して考えてしまう。
感情より勘定が優先される。

それならば、美術館や名建築を訪ねるほうがいい。
案外そういうものは、誰にでも開かれていて、見ることや知ることができる。そうして心の収蔵庫に収めて

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ファッション誌と白菜料理

ファッション誌と白菜料理

中学生の頃からファッション誌が大好き。テスト期間が終わると、自分へのご褒美に書店へ走った。テスト前に買ってしまったら、終わるまで開かないと誓って親に預けて勉強に励んだ。ファッション誌を読むために学業をしてきたのではないかというくらい、私の楽しみであり、モチベーションだった。

ティーン誌に始まり、女子大生向け、OL向けへと、自分の成長とともに出世魚のごとく推移。ジャンルも、カルチャー寄り、美容充実

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遺されたカメラ

遺されたカメラ

小2の息子は大の鉄道ファン。出番のなくなったデジカメで、ここ数年、鉄道写真を楽しんでいます。

都内の車庫の写真も、ある冬の札幌で勇ましく雪道を歩く私(どさんこです)と路面電車の風景も、なかなかいいじゃない?

親バカ気分で、一眼レフを使ってもらうことにしました。

交通事故のあと、家にこもりがちだった父が「写真撮ってみようかな」と言ったあのとき。何かに意欲がわいたのが嬉しくて、外へ出るきっかけに

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