はぎれリメイク 〜考えて形にする小さな楽しみ〜
「私は、新しい布にはさみを入れるときよりも、いたんだり、小さくなった古いものをもう一度役立てようとあれこれ工夫し、自分流に作りかえるときのほうがかえって楽しく心がはずみます」(佐藤雅子『季節のうた』河出文庫、「リフォーム」より)
明治生まれで、昭和40〜50年代に料理や暮らしぶりを雑誌や新聞に紹介した佐藤雅子さん。「〜ございました」「〜ございましょう」の文体、お姑さんの「しつけ」を受けたという、やんごとなきライフスタイルには、ひれ伏すばかりでございますが、季節を愛で楽しむ家