株 (トレード🆚長期保有)
入院中に株について熱く語る方に出会った。
そういえば、私も2020年のコロナショック直前・真っ只中に仮想通貨とFxを少額で試してみたことを思い出した。あれは、そういえば今でも保有している。
当時、確実に儲かるだろうと予想したものの、超少額のみでの学習目的での投資とした。(初期投資額を自分で決め、常に追加資金を投入せずに少額のみの売買で価格変動や市場の学習にとどめた。勝っても儲けが少額、負けても被害も少額。純粋に「投資とは何ぞや」という体験学習への投資と割り切って入金した。それ以上の額は使わず、自分ルールで決定した額の中のみでの売買をしてみた。こうすることで、学習意欲が高まるし、ある程度安心感ある学習ができる。また、初期投資も売買も少額だから、長期的に学習が継続できる。)
電子マネーの短期売買は自分には向かないため、FXの中期売買と株の長期保有の方が私自身の性には合っているだろうと、価格変動の注視をやめた。そして、時々だけチラッとふと思い出したタイミングで価格変動・市場やニュースを見る方向へと転じた。
この変化には、私の性分以外にも、使用したアプリの性質が絡んでいる。上手いタイミングでの売買がエラーの連発で上手くいかなかった。意図したタイミングからズレてしまったことで、儲けが微妙だったことが何度か重なった時、ちょうどトレード依存のようにちょくちょく携帯を見る自分に危機感を抱いて、しばらく価格変動をチェックしないことにした。数年間所有の電子マネーを放置しておけば、気がついた時には成長してくれているだろうと考えた。Fxはちょくちょく儲けを出しつつも、強い通貨を保有しておきたくて、短期売買での儲けよりも外貨保有のメリットを重んじた。
また、価格は下がってもいずれ上がってくるし、短期間で上がってもそのうち下がる。こうして、一定の呼吸と長きに渡って続いた変化を繰り返しながら、長期・超長期にはチョビチョビ成長していくようだ。
以下は、94ページまで読んだ株・投資と経済に関する本と私の拙い経験からの考察と結論となる。
短期売買との相性
短期間で売買を繰り返すトレードで儲けが出る仕組みは、負ける人からお金を取るから。即ち、短期の売買で市場は左右されない。要するに、金の奪い合いゲーム。
個人的には、多少の額の変動に一喜一憂する。そして、気がつけば何度も何度も値段の上限を気にしだす。そして、上がれば(儲けが出そう)ならば、売りたい気持ちともう少し待ってもっと儲けを出したい気持ちが綱引きする。
そして、実は世界には日本よりも早く価格変動を表示するウェブサイトがある。その存在を知ると、そこで答え合わせして売るタイミングを確かめたくなる。チェック、ダブルチェック、自分の思考や意思を確認する数秒の誤差で儲けが変動する。
そして、価格が下がり始めると、損しすぎないように売るタイミングを意識し始める。そして、待っていれば再び上がって儲けに転ずるのか、それとも待ちすぎてもっと損が大きくなる前に売った方が良いのか考える。
コンマ1秒の判断の差で自分の儲けが上がったり、下がったりする感覚はゲームに似ているのだろうか?(ゲームをやらないから分からない。)しかし、時間に追われる感覚はアドレナリンを短時間にドバッドバッっと放出させる。これは、自分の心拍の上昇で分かる。儲けは確実に脳内のドーパミンを放出させて一過性のハイを感じさせる。そして、アプリによる売買のラグによって意図した売買のタイミングがズレると結構頭にくる。
私は元々確認が好きなようだ。
どうしても、自分の思考をもう一回確認することが多い。そして、相当ケチだ。超ドケチだ。買い物の際は1円でも節約したいほどケチな性格なのは昔からだ。100円の売買でも感情が動く。額が増せば増すほど、躊躇い(ためらい)が売買の瞬間を狂わせるリスクがある。(だから、超少額しか試せていない😅。すると、儲けは嬉しいが、これも少額だ。)
確かに、慣れるとオンラインでお金を動かすことへの躊躇いも感情の揺さぶりも減少する。しかし、金銭感覚の変化自体にも思うところがある。ネット依存、投資依存、ゲーム依存を危惧する別の自分もいる。
トレードで儲ければ、もっと儲けたいと時間を価格変動注視に注ぎたい自分が生まれる。そして、勝ちが増えると、欲も増し、投資する時間もジワジワ増す。(この時、時間は日中他の業務などに集中しなければいけない時に、価格変動やスマホチェックをしたいと願う時間、予想する時間、その他の思考の時間も含めている。)
負ければ、悔しいからハイリスクハイリターンで購入額を上げたくなる自分も生まれる。同時に、せっかく勝っている時でも躊躇(ちゅうちょ)する自分も生まれる。そして、自分の判断を信じる自分とそれを疑う自分が思考時間を消費する。
たかが数秒が凄く重く重要に感じ、売買への集中と勝ち負けのアドレナリンでピリピリしやすくなりそうだ。
結論としては、私は元々の性格からも、持病持ちという点からも、時間を投資に費やし続けられない点からも、短時間で売買を重ねるトレードに向かないようだ。
結局、人生としてはトレードに集中しすぎるのは、私にとってはちょっと危なそうだと考えた。
コレは、儲けの有無や額に関わらず、自分の気質なのだろうと感じる。
むしろ、ゲーム好きで瞬時の判断と行動力で多額を売り買いすることを得意とする人には向いているかもしれない。そして、トータルでは勝ち(儲けを出し)続けつつも、勝率100%と絶対的エビデンスによる確実で堅実な正答が存在しない世界で、数学的・経験的センスを活かせる人にも向いているかもしれない。
AI問題
既に、どの分野でもAI(人工知能)が大活躍している。そして、AIのデータ分析の正確性にも、回答スピードにも勝てる人間はいないだろう。(コレは、将棋や囲碁といった頭脳ゲームのプロでも既に立証されているだろう。)
すると、AIを駆使できる組織に個人は勝てない。
今後、トレードは人間とAIの協働作業、あるいはAIでの自動化に成功し続ける人や組織が勝つだろう。
冒頭で述べた通り、トレードは他のプレーヤー(投資家)からお金を奪い取れた人が儲けを出せるシステムとなっている。
すると、多くの一般市民は噛ませ犬…… 勝ち組投資家達にお金をあげることになる負け組(損失組)となる可能性がある。
投資グループ問題
よほどの資産家以外、投資での売買は多額ではないだろう。
だから、投資のプロとして企業など情報網が広く、プロ集団で戦って大きい額を動かせる組織に、個人が対抗するのは難しいのではないだろうか?
しかし、きっと群れを成せば少額もトータルでは多額へと変貌すると考えた人がいたのだろう。
ネットでは投資グループが存在しているようだ。
ここで2つの問題がある。
一つは、企業でも、ネットで匿名な集まりでも、一個人とは動かせる額が違うという点。(額が大きければ大きいほど、そして関わる人数が多ければ多いほど、売買の波が市場の一過性な傾向に影響を与える可能性も上がるだろう。)
もしも、価格変動に影響を与え得る組織があったとして、それと一個人が真っ向勝負で勝てるだろうか?
色々考えることは多そうだ。
もう一つ現代的な悩みは、オンラインの様々なグループの実態の透明性だろう。近代的な匿名グループやオンラインの有料グループのどれが本当に利益につながる、安全性が高いものなのかは判断が難しいのではないだろうか?
私も興味があって覗いてみても、グループにお金を払って所属するのはハードルが高く感じた。
慎重であるというのは、投資には不向きであっても、危険も存在する地球・社会においては貴重な気質だろう。
特に、地震大国の日本では、根が真面目で、慎重な行動の方が性に合っているという人も結構多いのではないだろうか?
組織と個人、組織の透明性、自分との相性など、様々な要素を考慮して、どう行動するのかを決めて損はしないだろう。
長期的グロース
成長速度に差はあれど、多くの国は経済成長を遂げている。
年単位で見ると、短期的な価格変動や一過性の暴落はあれど、今の市場は何十年も前よりもジワジワと成長を続けているそう。
株には格言があるそう。
一番儲かっているのは、株を買って忘れている人と、亡くなっている方々、と。(ちょっと過激)
けれども、両方とも「長く保有して売っていない」という共通点がある。
結論
私個人には、短期売買のトレードよりも長期保有の方が性に合っているようだ。
現代のAIの発展や治安的にも、一括千金を狙わずに安定的にジワジワと気がついた時には利益が出ているやり方の方が無難そうだ。
大きく勝たずとも、大きな損失は回避できる確率が高いよう。
そして、結局長い目で見たら、多くの企業が成長している。すると、会社の成長とともに会社の価値が上がり、株価は必然的に上がる。すると、短期売買(トレード)のリスクなく、リターンを見込める資産の一つとなるようだ。
今を大切に生きよう!
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