積み本を読んで、改めて関わってくれた方へ感謝を伝えたくなったという近況
■近況
こんにちは。サークル「ほんわかふわふわ」代表、花倉みだれです。
最近は積んでいた本を読んだりゲームを遊んだりしていました。
名作乙女ゲーム薄桜鬼で遊んだり
デザインとかライティングとかゲームデザインとかのハウツー本を読んだりですね。
最近目が滑るというか、集中力が落ちてどうしようもないところがあったので、そのあたりのリハビリにでもなれば……という思いもあったりなかったり。
本はそれぞれTwitterに書いたような感触でそれぞれ面白かったのですが、今日書く話はそういうことではありません。
■「積んでいるもの」を見て思ったこと
この一週間結構精力的に遊んだり読んだりしましたが、それでもなお手をつけられていないゲームや本、あるいは円盤だったりがたくさんあります。
「買って手元に置いてある」とうことは当然、私はその商品に対して強い魅力を感じているわけです。これまでのシリーズと比較してかなりかっこよく扱い良く推し武将の「今川義元」が描かれている『戦国無双5』なんかまさに「forme!」な商品なわけですが、未だに起動もできていなかったりします。
他のゲーム(今だとスパロボ30がPS4起動時の主な遊ぶタイトルです)に時間を使っていたり、そもそも余暇がそれほどなかったり、あるいは同じく積んでいた本を読む時間を優先した結果遊べていなかったり、あえて言うならそういう理由になるわけです。
商売として、マーケティングとして、ターゲットとしている人に買わせている以上一応成功なのかもしれませんが、これだけ「forme」と思っているものでも起動すらしないで積んでしまうって、すごいことだなと思ったりします。
飽食の時代とか子供の頃やたらと聞かされてふぅ~んとか思ったものですが、今はもう飽きるほど余暇を潰せるコンテンツがある時代という雰囲気ですよね。
『戦国無双5』に関しては手元にありますが、もっと他にも自分のためのコンテンツだ~! って思っているものはたくさんあって、でも今やる時間がないなぁ……セールとか文庫化待とう……と様子見している間に忘れたりとか、そういうものもたくさんあると思います。
これは別に私に限った話ではないでしょう。
そんな中、私が作ったコンテンツに時間を割いてくれる人、くれた人がいるという現実は改めて非常に尊いな、と思ったのです。
その人たちにだって、私にとっての『戦国無双5』のような「formeだとわかってるのに手をつけていないもの」の1つや2つあるはずです。それらを先置いてくれるなんて、奇跡のようなものだと言っていいと思います。
■私のスタンスを改めて
「売れなかった」「悪評が辛い」という記事のほうがバズりやすくviewを稼げるというノウハウはなんとなく察していますが、それでも私は原則そういうスタンスを取ることはこれまでしていないつもりです。
これからも、気持ちとしてはそうしていたいと改めて考えています。
ターゲットを明確にしてその人に刺さるように作れたとして、それを世に出してその人に届かせること、手にとってもらうこと、買ってもらう・DLしてもらうこと、遊んでもらうこと……その壁の大きさを消費者側として改めて感じたからです。
NFTの流れなんかからも顕著かもしれませんが、今のインターネットはとにかくネームバリューの世界だと思っています。
クリエイターエコノミーなんて言われますが、純然たる消費者や特定のジャンルのクリエイターになっていない「ユーザー」の存在や利便性、快適性があまりに軽んじられているのではないかと感じることがしばしばあります。
自分たちがどれだけ苦労していようが苦悩して作っていようが、消費者にとっては1商品なわけですし、星の数ほどあるコンテンツの中から自分や自分の作品に興味を持ってくれるということの希少さ、ありがたさ、価値の高さ、そういうものはずっと忘れたくないなと思います。
「5DLしかしてくれなかった」ではなく「5人もDLしてくれた中の1人」だと、そういうふうに捉えていきたいものです。
自分が「積んでいる」コンテンツのことを思うと、そんな感じに謙虚になれるものかなぁ~と思ったのですが、どうなんですかねぇ。
まぁでも、すごい人はすごい速度で吸収するから「積んでいる」コンテンツもないのかもしれませんねぇ……。難しい。
■最後に
ぐだぐだ言いましたが、とにかく、私のクリエイティブや私自身と交流してくれている皆様に改めてありがたい気持ちを抱いた、という話でした。
おそらく来週で処女作『HIGH&LOW ~めざせ! 26連勝! 5000兆円への道~』をリリースしてから1周年です。
本当にたくさんの方に遊んでいただけた……と、感慨深い気持ちになったりもしていて、こんなとりとめのない記事を書いています(笑)
個人制作は「本当のお蔵入り」はないという点で希望があります。
引き続き、制作を続けていければなと思います。
鳴かず飛ばずでも腐らず、作ることそのものを楽しみ、そして触れてくれた方全てに感謝の気持ちを持ちながら。
よろしくお願いいたします。