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地獄の乳児期の夜、鬼嫁となり夫を起こした後は天国也
正直、私は号泣した。
長男を妊娠中、夫が私を想い良かれと思って買ってきた妊娠中の女性向け雑誌に、
乳児との「地獄の寝れない生活」
がまざまざと書かれていたから。
昔からストレスを溜めやすい性格で、ストレスを軽減してくれる睡眠が何より大事だと感じていた私が、眠れなくなるなんて・・・!
結婚当初から、
「子供ができたら、確実に私に子育て負担が多く重くかかる。だから、子育てに関しては、絶対に私の言うとおりに分担して」
ときつく言い聞かせていた。
その「私の言うとおりに」の中に、
・夜中の育児に絶対参加
が、追加された。
そして、有言実行型の私は、毎回・・・というほどではなかったが、子供が泣いたら夫を必ず起こし、おむつやミルクの準備を一緒にさせていた。
さすがにどうにも起きないときもあったが、そこは仕方がないと諦め、休日の昼間に世話を頼んだりした。
夜中に1度だけならまだしも、2度も3度も起きる日もあるのが、赤ちゃんだ。
さすがに、一晩に2度も3度も夫を起こすことはしなかった。
私も悪魔ではないので。
とにもかくにも、子供が泣いたら夫も起こす、を続けていた私。
悪魔ではないが、夫にとっては私はまさしく「鬼嫁」だっただろう。
そんな鬼嫁な日々も、次男が1歳を超えた頃には終わりを告げた。
次男は、その頃から朝まで寝るようになったのだ。
その後も、「夜泣き」の「よ」の字もなかった。
なかなか優秀である。
結果、夫婦関係はどうなったか。
私の記事をずっとご覧になってくださっている方々なら、おわかりだろう。
まだまだ、夫ラブ継続中の妻の出来上がり、というわけだ。
産後の旦那への恨み? 一つしかない。いやあるんかーい。
産後に旦那嫌いに? 全くなっていない。むしろスキが上がった。
あの頃の話をすると、夫は
「夜寝れないっていうのは本当につらかった」
と、必ず言う。
そう、私と夫は、乳児の育児の辛さを共有しているのだ。
乳児の育児は、かわいいだけではない。
夜のお世話、朝のお世話、昼のお世話、黄昏泣き、離乳食作り、離乳食・・・。
言葉にしてしまえば「お世話」だが、その中にもたくさんの工程が詰まっている。
それに加えて、急な発熱や、危険なものを遠ざけること、わけのわからない延々と止まらない泣き声。
むしろ大変な方が多いのだ。
そんな大変な時期に1年から1年半、
夫婦が共に頑張るだけで、
その後ずっと過ごすであろう家庭の環境や雰囲気が変わるとしたら。
頑張る甲斐がある、というものではないだろうか。
ちなみに、修羅の乳児期の夜を共に生き抜いた夫と私の仲は、言わずもがな、である。