『つるかめ助産院』 マタニティブルーから救ってくれた1冊 (前編)
「久しぶりの図書館へ」でも書いたが、先日図書館へ行った。
https://note.com/preview/n7758a6e4f28b?prev_access_key=b5983dfa11bd91ee2ea0a98a7e90db8d
重ねて、妊婦さんから相談を受けることがあり、「そういえば、そんな時あったなぁ~。」と約一年前のことを懐かしく思い出した。
私個人としては、『マタニティブルー』らしいそれもほとんど無かったと記憶している。
確かに涙もろかったり、情緒不安定なことがあったのは事実だが、今振り返ってみると必ずしも妊娠が理由の『マタニティブルー』だったのかは定かではない…。
当時の私が自覚していたことと言えば、妊娠を実感すると同時につわりもスタート。それまで自分の好きなようにやっていた分、体がついてこないコトが堪えて、それがまたメンタルにもくるという悪循環だったということ。
そんな時、「気分転換に」と何気なく立ち寄った図書館で目にしたのがこの本『つるかめ助産院』だった。
夫が姿を消して傷心のまりあは、一人訪れた南の島で助産院長の鶴田亀子と出会い、予想外の妊娠を告げられる。家族の愛を知らずに育った彼女は新しい命を身ごもったことに戸惑うが、助産院で働くベトナム人のパクチー嬢や産婆のエミリー、旅人のサミーや妊婦の艶子さんなど、島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ、少しずつ孤独だった過去と向き合うようになり―。命の誕生と再生の物語。
(後編)へ、つづく
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