3人を生きる-アナタの知らない三つ子の話- vol.4 三つ子誕生と奇跡
産まれて直ぐの頃、私たちにはまだ名前がなかった。代わりに、足の裏に1番、2番、3番と書かれていたらしい。つまり、「1番ちゃん」「2番ちゃん」「3番ちゃん」という呼び方だったということだ。
この番号呼びの間、曾祖父母から母の姉まで、皆で考えた。由来なんてない。響きと漢字を思いついたら、言い投げ、その中から、父と母は選んでいった。
皆で出した響きに漢字を当てていく。特に意識はしていなかったらしいが、選んだ名前は皆、画数が一緒になったらしい。無意識のうちに、DNAだけでなく、