屈橋毬花 | 【紙に月】

「苦しむも本望」「弱いから泣きます。強いから生きます。」を大事にしている物語ライター。鹿児島育ち北海道在住。 言葉や物語で伝えたいことを人に届けるお仕事をしています。 ここでは脳みそから零れ落ちた言葉の羅列を綴っています。

屈橋毬花 | 【紙に月】

「苦しむも本望」「弱いから泣きます。強いから生きます。」を大事にしている物語ライター。鹿児島育ち北海道在住。 言葉や物語で伝えたいことを人に届けるお仕事をしています。 ここでは脳みそから零れ落ちた言葉の羅列を綴っています。

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ふと考えたこと、伝えたかったこと、些細なことだけど忘れたくない想いや情景、いつか書いたまま誰の目にも触れられていない物語。そんな溢れては暮らしの中で流れ消えていきそうな”ひととき”を書き留めようと思いました。 月2本以上の更新。 メモ書きのようなものもあれば、がっつり長文のものもある。 考えていることや過去の記憶の記録、誰の目にも触れられていない物語や書いていて好きだった物語など。 一卵性三つ子として生まれた私の三つ子のこと、家族のこともたまに残します。 質問やリクエストを募って「文字のラジオ」をすることもあります。 ・・・ 華やかな日々がまったく羨ましくないわけではないけれど、道端に咲く草花のような小さくも愛おしい日々でも充分幸せを噛み締めている自分もいる。 幸せは、楽しみや癒しだけでなくて、苦しみの中で感じることもあることを知った。楽しいも苦しいもある日々や強くて弱い人間臭さを抱きしめていたい。 人におおっぴらに言うほどでもないけど共有したい些細なこと、人間臭いこと、一緒に語り合いませんか?

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  • 【雑記】強くて弱い私へ

    「弱いから泣きます。強いから生きます」 弱い自分も強い自分もまるっと愛して。会社の一員でも、一卵性三つ子の一人でもなく「自分」を見つけるために、自分と向き合う毎日の記録。

  • 記憶の記録

    記憶は不確かで不明瞭だ。 どんなに印象的な記憶もいつしか忘れてしまう、変容してしまう。 その頼りない記憶を留めておくために、その時の心を忘れてしまわないように。

  • 自分会議「私はどう考えるか」

    様々な問いに考えを巡らし、屈橋毬花という一人の人間の輪郭をはっきりさせていくマガジンです。「問い」は随時募集中。匿名質問としてnoteで一つずつ答えていきます。全文無料公開期間は公開から1週間です。

  • 短編小説集

    屈橋毬花の短編小説を掲載していきます。 あらゆるジャンルの話を掲載していきますので、是非、アナタのお気に入りを見つけてください。

  • エッセイ『3人を生きる』

    一卵性三つ子として生まれた著者が、三つ子として生まれる腹の中から20歳までの、三つ子の一人の視点から書かれた記録です。特殊な環境、「私」として存在することへの葛藤・焦り、三つ子として生きる向き合い方を赤裸々に綴りました。

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記憶と想いの編集【紙に月】始めます。~大切な記憶を記録しませんか~

どんなに鮮明な記憶も時間と共に薄れることも変わることもあります。 忘れたくないと思いながら、ふと振り返るとぼやけていることもあります。 大切で忘れたくない記憶を、付随する想いを、月日が経っても、抱きしめられるように。そんなサービス【紙に月】を始めます。 記憶は変容するずっと覚えている思い出ってあるものです。それは、いい思い出もあれば、悪い思い出もある。 でも、知っていますか?どんな思い出も変容することを。 それは、時間と共に忘れてしまうこともあれば、日々過ごす中での自身の認

    • 20241105-24 下り坂コースターの終わり時

      素敵な作品に出会い、その作品を作り出した作家さんに気持ちを伝えられる場面では必ず「素敵なものを生み出してくれてありがとうございます」と伝えている。生み出すことの大変さを全て想像しきれなくとも身に沁みている部分もあるから。部分でも痛い痛いと泣いてしまう私は、毎度その強さを目の当たりにすると両手の手のひらををきっちり合わせてお辞儀する。 今は少し変わった。「自分を信じて生み出してくれてありがとうございます」が加わった。どこから目線やねんとなるので、直接は伝えないけど、胸の中で唱え

      • 25の迷走の先で手に入れたい未来の話

        12月から受講予定のyourflagで事前課題が出された。今度の課題は、「手に入れたい未来のこと」を答える課題。 やりたいこと、お金のこと、人間関係、時間のこと、場所のこと……改めて考えてみると、あれ、難しい。 理想と現実のギャップに紙に乗せた絵の具が汚く混ざり合ってそんなのじゃなかったはずなのに、どうしたかったのか分からない……そんな色になっていく感覚。 こういうとき、スマートにどっちもをいっぺんにまとめて考えることは私にはまだ早いらしかった。 私は「手に入れたい未来のこ

        • 25歳、人生のトピックたち【後編】

          12月に受講予定のyourflagで生まれてから現在に至るまで人生のトピックを書き出しておいてねという事前課題が出された。 yourflagについてはこちら。 人生前半の18歳まで(もはや3分の2だが)のトピックを振り返るとこじらせた性格の中、救いの手を差し伸べた創作との思い出がたくさんあった。 さて、19歳からはどう移ろいでいくのか。 人生トピック~大学生から社会人4年目まで~19歳 地元を飛び出して、高知大学に進学し知り合いも友だちもいない生活をスタートさせた私は

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        • 【雑記】強くて弱い私へ
          60本
        • 記憶の記録
          21本
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          8本
        • 短編小説集
          18本
        • エッセイ『3人を生きる』
          23本
        • 美しく生きるとは【美唄移住日記】
          2本

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          25の迷走の先で手に入れたい未来の話

          12月から受講予定のyourflagで事前課題が出された。今度の課題は、「手に入れたい未来のこと」を答える課題。 やりたいこと、お金のこと、人間関係、時間のこと、場所のこと……改めて考えてみると、あれ、難しい。 理想と現実のギャップに紙に乗せた絵の具が汚く混ざり合ってそんなのじゃなかったはずなのに、どうしたかったのか分からない……そんな色になっていく感覚。 こういうとき、スマートにどっちもをいっぺんにまとめて考えることは私にはまだ早いらしかった。 私は「手に入れたい未来のこ

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          25歳、人生のトピックたち【後編】

          12月に受講予定のyourflagで生まれてから現在に至るまで人生のトピックを書き出しておいてねという事前課題が出された。 yourflagについてはこちら。 人生前半の18歳まで(もはや3分の2だが)のトピックを振り返るとこじらせた性格の中、救いの手を差し伸べた創作との思い出がたくさんあった。 さて、19歳からはどう移ろいでいくのか。 人生トピック~大学生から社会人4年目まで~19歳 地元を飛び出して、高知大学に進学し知り合いも友だちもいない生活をスタートさせた私は

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          幸せなのに幸せじゃないときは段階で見てみる

          最近、気分が落ち込みがちだ。どうにも自分を好きになれない。日々の生活に幸せを感じられていない。 でも、傍から見ると「幸せを感じられないなんて贅沢な奴め」と思われるかもしれないと思うくらいの生活はしていると感じている。 好きな人と衣食住を共にして、仕事ばかりに時間を奪われることもなく、好きな時間に起きて仕事をして、頻繁に美味しいものも食べに行くし、節約という節約もしない、買いたいものはある程度すぐに買えるような生活。それに小さな幸せは毎日感じている。これ以上に何を求めるというの

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          25歳、人生のトピックたち【前編】

          12月に受講予定のyourflagで生まれてから現在に至るまで人生のトピックを書き出しておいてねという事前課題が出された。 yourflagについてはこちら。 せっかくだから、自分の人生をただ書き出すだけでなく、記録しておこう。 きっと、変容している記憶も多いと思うけれど、今の記憶を残しておく。 人生トピック~生まれる前から高校生まで~生まれるまで 生まれてからとは言われているのだけど、私にとっては生まれる前も大事な人生のトピックだから、残しておきたい。 母が三つ子で

          25歳、人生のトピックたち【前編】

          【思考日記】心の澱みを流していく

          窓とトイレ最近、観始めた河原というYouTubeチャンネルに影響されて、久々に窓を開けた。外の匂いが随分秋めいていることに気づく。普段、買い物と外食以外は家に引きこもっていることもあって、嗚呼、外界はもうこんなに季節が移ろいでいるのかと、ちょっと驚く。 それと同時に、外から入って中の空気と入れ替わっていくこの瞬間がたまらなく気持ちいいことに気づいた。籠った空気と一緒に、うつうつとした気分まで一緒に持っていってくれるような。 一日、何も変化がない。外がどうなっているのかも分から

          【思考日記】心の澱みを流していく

          もので自分を知る

          お知り合いが実施していたクラウドファンディングのリターンが先月届いた。届いてから一か月ほど経ったけど、何度噛み締めてもやっぱりいいなあと思ったので、紹介も込めて思考日記に収めておく。 今回の思考日記のテーマは「自分像」かもしれない。 初めての選書体験まだ寒かった時期だと思う。北海道の白老町に本屋を作る! とお知り合いのまたたび文庫のはねちゃんがクラウドファンディングをしていて、それを応援した。リターンには「手相 de 選書」を選んだ。はねちゃんの近況報告は出るたびの楽しみで

        記事

          本を作りまして販売いただきまして

          本を作った。 単行本サイズ、160ページ強の家族で半年間世界一周旅行をした本だ。 私ではなく、大学時代に出会った恩人の世界家族旅。 これまでも自費出版で数冊本を作ってきたけれど、販売前提で本づくりを依頼されることは私にとって初めてのことだった。 恩人のお兄さん―依光さんと出会ったのは、大学2年生のとき。学内の食堂で友達と駄弁っていたところ、「ちょっとすみません」とぬっと現れた金髪のお兄さんが依光さんだった。 依光さんは美容師で、「モデルをしませんか?」と声を掛けてくれた瞬

          本を作りまして販売いただきまして

          20241019-1104 心が跳ねたり沈んだりモンスターが生まれたり

          自分を発信すべしという占星術の教えに従い、これまで作ってきた作品を発信すべく撮影をした。 ダンボールにたっぷりのリネンをリメイクして作られたワンピースを被せて、小道具を並べていく。 入社一年目はこんなことを試行錯誤しながら必死にやってたことを思い出して、ちょっと懐かしくなる。 アクリルブロックの作品が9つ。ポストカードの作品が9つ。撮影し終えたときには随分暗くなっていた。 それからレタッチをこれまた試行錯誤する。自分のカラーが定着しているカメラを楽しむ友人たちを思い出して羨

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          幸せなのに幸せじゃないときは段階で見てみる

          最近、気分が落ち込みがちだ。どうにも自分を好きになれない。日々の生活に幸せを感じられていない。 でも、傍から見ると「幸せを感じられないなんて贅沢な奴め」と思われるかもしれないと思うくらいの生活はしていると感じている。 好きな人と衣食住を共にして、仕事ばかりに時間を奪われることもなく、好きな時間に起きて仕事をして、頻繁に美味しいものも食べに行くし、節約という節約もしない、買いたいものはある程度すぐに買えるような生活。それに小さな幸せは毎日感じている。これ以上に何を求めるというの

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          25歳、人生のトピックたち【前編】

          12月に受講予定のyourflagで生まれてから現在に至るまで人生のトピックを書き出しておいてねという事前課題が出された。 yourflagについてはこちら。 せっかくだから、自分の人生をただ書き出すだけでなく、記録しておこう。 きっと、変容している記憶も多いと思うけれど、今の記憶を残しておく。 人生トピック~生まれる前から高校生まで~生まれるまで 生まれてからとは言われているのだけど、私にとっては生まれる前も大事な人生のトピックだから、残しておきたい。 母が三つ子で

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          これまでの単発有料記事をメンバーシップにすべて追加しまして、メンバーシップ限定で全ての記事が読み放題となりました。 これからも人間臭く些細で特別な幸せを噛み締めて綴ります。 最近の些細で特別な瞬間を添えて。

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          20241011-18 25なってもこんなもん

          大きな決断した日。引っ越し以外で一番大きなお金を動かすことを決めた。 仕事とプライベートを分けれない性分の私は、今の仕事の仕方に不満を抱いている。会社員兼フリーライターの半々のお仕事スタイルを続けているが、フリーライターとしてもっと自立できる力がほしかった。 クラウドソーシングで案件をもらい、急に契約終了になる生活もお金のためと割り切ることができず、社会の数あわせに過ぎない気がして辛くなってきたのだ。 私である理由にもっと自信を持ちたい。そのためにフリーランスの「屈橋毬花」と

          20241011-18 25なってもこんなもん

          20241004-1010 続いてほしい日常と滅したい日常のあれこれ

          華金ごはんは、ファミレスだった。ファミレスに行くのは1年以上ぶりで、パートナーとは大学卒業以来だった。ただのファミレスなのに、大学時代のファミレスでの時間にいろんなものが詰まりすぎていて、終始二人で「懐かしいなあ」と呟き続けノスタルジーに浸った。そのファミレスにはサラダバーがあって、種類も豊富で満足感が高く、「もうサラダバーメインでいいじゃん!」と二人でウハウハして何度もサラダを取りに行ったり、セットにしていたスープバーでお腹がたぷんたぷんになるまでコーンポタージュを注ぎに行

          20241004-1010 続いてほしい日常と滅したい日常のあれこれ

          20240923-1003 忙しない日々と心の栄養補給【数行日記】

          勢いでシステム手帳をネットでポチった。三つ子の片割れ二人からの「買っちゃえよ」に乗せられたというか乗せられたふりをしてノリノリで自ら買った。「どうしようかな」からのポチりのスピードに二人は「えっ」と文面で動揺していた。 憧れのDavinciのロロマクラシックのポケットサイズ。色は悩んだけど背筋を伸ばしたくて私の武装カラーであるレッドを選んだ。届くのは出張前日。こりゃ、東京の一人時間はシステム手帳カスタムのためのアクセサリー購入に時間を費やしそうだ。 先月だったか今月だったか

          20240923-1003 忙しない日々と心の栄養補給【数行日記】

          20240920-22 気まぐれな夕飯、早すぎるストーブデビュー

          華金。今日も気まぐれに飲み屋街を歩く。一週間のお疲れさまをどこで交わそうか。 何の気なしに入ったのは、居酒屋以上割烹未満を謳う「サワーとお料理 れもん」。金や銀色に輝く熊の木彫りがたくさん飾ってあって、遊び心を感じつつも大人の雰囲気を感じるお店だ。 あまりお店の情報を知らずに入ると、「お料理はコースのみでご案内」とのこと。少し緊張したけど、せっかくだからコースを楽しむことにした。 お酒を待つ間に「好きな箸置きをお選びください」とたくさんの箸置きが並んだお盆が運ばれてきて、きゃ

          20240920-22 気まぐれな夕飯、早すぎるストーブデビュー

          20240919 客とスタッフにもなれない関係

          ご飯時の微妙な時間に仕事が入ったこともあって、パートナーの提案で夜はケンタッキーを某デリバリーアプリを使って注文した。 決済前に、「置き配」にするか否かを選択できるのだが、地べたに物を置くのがあまり好きではないので、毎回、置き配はしないように選択している。 それだったのに。 ピンポーンとインターホンが鳴ってすぐにモニターを見ると、誰もいない。ドアを開けて、食べ物を届けてくれたと知るのだが、置き配ビギナーで選択も敢えてしない私は、お隣さんからの苦情? それともピンポンダッシュ?

          20240919 客とスタッフにもなれない関係

          【思考日記】心の澱みを流していく

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          20240918 ぐちゃぐちゃな心でも

          日付が変わったばかりの頃に目が覚めた。21時に一度寝て、3時間そこらで起きてしまったのだ。シャワーを浴びる前だったので正直救いだった。そこからは全然眠くならなくて、ダラダラとテレビを眺めたり、同じくらいの時間に起きてしまったパートナーとゲームをするのだけど、どうにもメンタルが本調子じゃない。小さな子どもかと思うほど、ゲームでキレ散らかして喧嘩。むすむすとしたままシャワーを浴びると一人大反省会が始まる。 どうして私は二人で気持ちよく過ごせないんだろう。ネトフリを観る以外ほとん

          20240918 ぐちゃぐちゃな心でも