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【読書感想】『病が語る日本史』

九條です。

日本の歴史上、どのような病気が流行してきたのか?

その流行病はやりやまいを私たちの祖先はどのように乗り越えてきたのか、克服してきたのか?

果たしてその病は根絶できたのか、まだ残っているのか?

本書『病が語る日本史』は、縄文時代の遺跡から発掘された人の骨の分析からはじまり、先史・古代・中世・近世そして近代(明治以降)までの我が国で流行した病について、その歴史を簡潔に纏めたものです。

著者は医史(医学史・医療史)学者の酒井シヅ先生(順天堂大学名誉教授)。

各時代ごと、そしてその時代時代に流行した病気の種類ごとに簡潔に纏められていて、とても読みやすく理解しやすい内容となっていると思います。高校生以上の人ならば、充分に理解できる内容だと思います。

読後、私は「人類の歴史は病との闘いの歴史でもある」と感じました。

私は、先週木曜日の夜、金曜日の夜、土曜日の夜(土曜日の日中は仕事でしたので)と、ほぼ3日間で本書を読了しました。^_^

【書誌情報】
著者:酒井シヅ
書名:病が語る日本史
発行:講談社(講談社学術文庫)2008年
本文:336頁
定価:1,110円(+税)


©2024 九條正博(Masahiro Kujoh)
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