私は昔、とあるお菓子にハマっていた。 とあるお菓子会社で作っている、とあるチョコレートである。 美味しすぎて、会社に電話したこともある。 「すみません。チョコレートの件で話したいことがあるんですけど。異物混入です。」 「この度は大変申し訳ございませんでした。詳しくお話を聞かせてください。」 「私好みのチョコレートが混入していました。」 「はい?チョコレートなのでチョコレートが入っているのは当たり前です。」 「異物です。私の心を奪う、異物です。」 (通話終了) 切られ
「オギャー!!オギャー!!オギャー!!」 産声が聞こえてくる。 私の中に発現した小さな命。 また、私の中に人が増える。 ある日突然私の中に発現した。それは真っ黒だった。気持ち悪いほど黒かった。 私は思わず吐きそうになったが耐える。なんとか耐え忍ぶ。 自分の脳内に響く、自分の産声に思わず怒鳴り声をあげてしまった。 「うるさい!!!!」 自分の叫び声で、自分を壊せそうだった。 自分の産声に苦しめられる。こんなに苦しいものなのか。なぜ私なのか。 なぜ私に“それ”は発現
風呂に入ったあと、髪を乾かさないとカビが生えるという噂を聞いた。 私は、正直頭にカビを生やしたくてしょうがなかったのですぐに実践した。 髪を乾かさないで1ヶ月が経った。 お風呂に入って頭を洗おうとしたら 「カビビ カビビビビ」 と頭から聞こえてきた。 私は頭にカビが生えたことを察した。 嬉しかった。そのままカビを育てることにした。 次の日、カビが何か言っている。 「頭を洗わないほうがカビは育つ」 むむむ、そうだった。私は実にバカである。 頭にカビを生やしたいのに毎日
カメムシの匂いってバジルに似てるし、バニラアイスクリームの上にでも乗っけたらお洒落になるんじゃない? パスタでもいいけど、バニラアイスクリームはどう? そう思いついた私は、アイスクリーム屋さんを開くことに決めた。 場所は原宿。 原宿にはキラキラしたお店が沢山ある。その中に1つ、私のアイスクリーム屋があるのだ。 夢みたいだった。 「いらっしゃいませ」 「申し訳ございませんでした」 この2つを言えることが、とても嬉しかった。 ただ、1つ問題がある。 私のアイスクリーム
みんな。歯を磨いてくれ。 歯を磨かないと虫歯になる。 まじで歯を磨いてくれ。 そして私にも忠告する。 歯を磨いてくれ。頼む。私もみんなも歯を磨くべきだ。 歯ブラシ最初に考えた人。ありがとう。 歯磨き粉最初に考えた人。ありがとう。 みんながビヨンセに感謝を述べるように、私も歯に感謝を述べる。こうして虫歯を回避しようとしたのだが… 歯、痛いよ歯、痛くなった。 3食+パフェを2つ食べた日に歯を磨かなかった私。 歯、痛いよ。 これから歯を磨く。 皆も健闘を祈る。 絶対に
カレー食べた。 1辛だったのに辛かった。 勇気を出して普段行かない店で食べたのに辛かった。 辛すぎて口から火が出た…。まずい。消防署に行かないと。 消防署の方達は優しかった。 私の口から出る火とともに踊ってくれたのだ。 「うちの炎がすみません…」 消防署の方達は言う。 「いいんですよ。炎と通じ合うその時が1番生きている心地がするんです。」 どうやら消防士さんは火と話せるらしい。 私は今まで勘違いをしていた。 消防士さんは消化器と話すものだと思っていたので、とても驚い
note入れた 自己紹介するんだー おーい!よろしくお願いします!