見上げたそこに何があるの?
ベビーカーを押しながら、隣町まで足を延ばす。
夫がスーパーで買い物をしている間、私は娘と外のベンチで待っていた。
6ヶ月ももう終わろうとしてる3月のとある日曜日。風がとても強い日だった。
ベンチに座り、ベビーカーを向き合うようにして引き寄せると、娘は、目を細めて頭上に視線をうつし、うわぁという表情をしてにこっと笑顔になる。
何を見たんだろう?
彼女から見た世界を知りたくて、ベビーカーの中の目線にしゃがみこみ、空を見上げる。
そこには、黄色く照らされる葉っぱの木が風に吹かれていた。
こういう景色が喜ぶんだ...娘のことが知れて嬉しくなる。
綺麗だね、とつぶやいた。
また、風が吹いて気持ち良さそうにする娘。
気持ちがいいね、と話しかける。
しばらくして娘はゆっくり眠りについた。
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<心理士プチメモ>
綺麗な景色や心地よい身体の感覚は、大人も子供もリソース(資源)となる。リソースというのは、つらい気持ちや傷ついた出来事を暖かく大事にくるんでくれる心のお布団のようなもの。だからいつでも大切に。
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