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書籍レビュー

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私が読んだ作品をレビューしていきます。 よかったら、あなたの感想もお聞かせください。
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記事一覧

【書籍レビュー】#15 「コンプルックス」 クタノ チホ 著

 あなたは、自分の外見にコンプレックスを抱えているだろうか?  私? コンプレックスだら…

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【書籍レビュー】#14 「サドンデス」 相場 英雄 著

 現代社会だからこそ生じてきた闇同士が引き合い、そして大きくなっていく。現代人が悩む、格…

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【書籍レビュー】#13 「コーヒーが冷めないうちに」 川口 俊和 著

 大人気だと聞いてはいたのだが、なかなかタイミングが合わず、積読になっていた一冊。  懇…

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【書籍レビュー】#12 「自分とか、ないから」 しんめいP 著

 尊敬する方が読んでいたので書店で手に取る。  実は、私、宗教学に関してはかなり一言ある…

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【書籍レビュー】#11 「孤独の指揮者(マエストロ)」 てら 著

どんな状況でもあなたは、前を向いているか?  己の人生の指揮者であれ。その信念のもとに著…

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【書籍レビュー】#10 「一人出版社時代」 ミツ 著

 あなたは、文章や本を書くこと、自分に対して誠実であるか?  本に、読者に、自分に、対し…

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【書籍レビュー】#09 「Kindle変な作家脳」 けんいち 著

 著者のまさに真骨頂。  これぞルポルタージュ。  「現場からは以上です」だけがルポではない。  ある場所へ人に会いに行き、話をし、そして自らのその人に抱いた感想や想いを記すこともしっかりとしたルポだ。  インタビューではない。  だからこそ、オモシロいのだろう。  あくまで庁舎の視点で、会った人の像が描かれ、その後、「その人自身」がクリエイター論を語る。  このバランスが、けんいちさんの脳内を見ているようで、より好きにさせてくれる。  35人のクリエイター論は、K

【書籍レビュー】#08 「ツミデミック」 一穂 ミチ 著

 それは果たして罪だったのだろうか。  生きていくためには、仕方がなかった。自分を守るた…

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【書籍レビュー】#07 「今日こそ人生の節目」 Ayaco co 著

 誰もが、誰かの人生のキッカケ。  自分の生き方にもう一度自信をもってみよう。  読みは…

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【書籍レビュー】#06 「悟浄出立」 万城目 学 著

 本作は作品としても面白いだけではなく、作品作りにおいて見習いたい切り口、物語の描き方、…

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【書籍レビュー】#05 「『書けない』から始める小説の書き方」 入江 君人著

 もし、あなたが小説を書くのであれば、是非とも一度は手を取ってもらいたいと感じる一冊。 …

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【書籍レビュー】#04 「Q」 呉 勝浩著

 人は熱狂的に、妄信的になれる何かを求めたがる生きモノ。それは自分の足で立つことが怖いか…

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【書籍レビュー】#03 「彩りと日常」 ICTのねこ著

 学校を舞台にした小説といえば、生徒や教員目線で書かれることが多い。  だが、学校は教員…

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【書籍レビュー】#02 「神に愛されていた」 木爾チレン著

愛されていることに気づくことの難しさ。愛することはどこまでを許されるのか。  他者から自分に向けられる感情を正確に理解することは難しい。特に、それが愛情であった場合、人は疑い、苦悩する。さらに、愛情が濃すぎる場合は、敵意にすら感じることだってある。    作品を書けなくなって久しい作家のもとに、編集社の女性が一人訪れる。そこからはじまる物語は、三人の視点から人生が語られる。人の人生は立場の違う人間からはまったく違う景色が映っている。    ただ純粋に表現し、作品づくりに情熱