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【書籍レビュー】#20 「地雷グリコ」 青崎 有吾 著

 誰もが幼少のときに興じたであろうゲーム。
 これに一つスパイスを加えることで超頭脳戦になる。
 だが、誰もが知っているからこそ、余計にのめり込み、その結末を知りたくなる。

 「グリコ」「坊主めくり」「だるまさんが転んだ」・・・。
 これらのアップレベル版に、あなたは必勝法が思いつくだろうか?

 戦いでは心理戦と口撃により相手をどのように導いていくかが、肝となる。
 中でも登場人物の多くがココロを砕くのは、「相手を〇〇」させること。
 これには仕事や商談、さらには私生活にだって使えるのではないかと思ってしまう。
 小説でありながら、戦略的に「こと」を進めることも学べる一冊。

 高度な頭脳戦の中で、やり取りされるのは文化祭での出店スペースから高額なお金まで様々。
 ぶっ飛んでいる内容と、思考に毎度驚かされる。

 あなたも彼らの超頭脳戦に挑戦してみませんか?


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