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知り合いのいない街へ行こう
逃避行を計画していた
君と、君と私だけの世界で生きたかった
でも君が誰にも見つからないのが悔しかった
君は前に進んでいく
後悔している、だからこう生きるんだって、聞きたくもない言葉ばかり紡ぐ
私が突き落としたのだから、死ぬ瞬間まで横を歩くつもりだった
私がいつ死んでもいいようにおともだちが周りにいるようにしたつもりだった
ふたりで見つけた宝石箱はいつしか他の輝きも得ていた
間違いな
そういえば、嫌いだった。
私は、物語を読むのが好きだった。
小学生の時、1年少しで図書館の本をほとんど読み切った。
特に好きだったのが、ミステリだった。
何で好きだったのかはわからない。
人は憧れを持ったら最後、そのものになりたいと思ってしまうものだ。
例に洩れず、私も小説を、ミステリを、書きたいと思ってしまった。
中学高校と、文芸部に所属し、年3本以上の小説を書きあげた。
――あれを小説と呼んでいいものなのかは、置い