兵庫県知事選⑦一夜明けて ネットに騙された民衆の狂気?ファシズム?続く偏向報道
こんにちは。
11月17日兵庫県知事選挙、投票率56.65%、得票率111万3911票で斎藤前知事が当選した。
兵庫県知事選に関して、選挙後、大手メディアがどういう姿勢で報じるのかを楽しみにしていた。
これだけ、色々な情報が出回っており、投票行動にも反映されているのだから、自らの報道姿勢を見直し、これを機に公平な立場に依るのではないかと一抹の期待を抱いていた。
しかしながら、蓋を開けたら、
「SNSのデマに騙された県民が投票に走った」
「TVは公平で裏取りが必要だが、SNSは何でもあり」
との論調が繰り広げられた。
SNSを盲信していると思っている?
第一に、メディアが大きく誤認していることは、
「SNSの情報を信じた人は、それだけを盲信している」ということ。
45歳以下のネット世代は、SNSと言ってもX、YouTube、Instagram等複数を使っており、また、TVや新聞といった大手メディアの情報も取り入れている。
その証拠に、Xでは大手メディアを情報元とする発信に溢れている。
入手し得る情報の中から、各々が取捨選択している。
「ネットに騙されて‥」という事自体が、新たな印象操作以外の何物でもない。
自分たちの発信を盲信しない人間は理知的ではないという方向に持っていきたいのだろう。
辛辣だが、大手メディアだけを見ている層の方が、メディアを盲信している様に見受けられる。
大手メディアは、自分たちは公平公正、理知的な立場だとしながら、彼らを妄信せず、斎藤知事を当選させた民衆たちを「バカ」だと言わんばかりだ。
そういう所まで見透かされている事を認識した上で、大手メディアはその在り方を再構築せねば、「オワコン」のその先へとまっしぐらだ。
それでも公平公正だと言える?
あくまでも、「TVは公平公正だからネットのような報道はできない」との論調。
本当にそうだろうか?
彼らは総じて、椿事件を忘れたのか?
斎藤知事の件に限らず、大手メディアは恣意的に世論を扇動していることは明らかだろう。
この期に及んで、それを省みる姿がなければ民衆から見限られるばかりだ。
一方的な報道は継続。投票率、熱狂、ファシズム?
SNSの規制を訴える声もあがっている。
大抵が、稲村候補側が受けたとする誹謗中傷やデマの拡散を根拠として語られている。
しかし、不信任案前からSNS上で斎藤知事が受けていた誹謗中傷は報じただろうか?
また、選挙期間中に稲村候補支持者たちが作成、拡散した誹謗中傷動画については報じただろうか?
SNSの規制について論ずる前に、人々がSNS上に情報を求める事態の土壌を醸成したのは大手メディア自身である事を深く認識すべきだ。
また、今回ネットでの盛り上がりにより、投票率が国政レベルの55.65%となり、従来よりも若者の投票率が上がった。
これを受けて、
「民衆の熱狂」 「ファシズム」 「ナチス」
の様な現象とし、ネガティブキャンペーンをしているのを見かける。
しかし、若者の政治離れや低投票率は昨今の日本の課題である。
今回の盛り上がりや投票率の上昇をネガティブなものとするのは、低投票率のまま、政治を我が物としたい層が一定いる様に思えてならない。
信者になったわけではない
今回、斎藤知事の再選が妥当だと思った人たちの多くは、「斎藤知事がまったくの善人で、全てが正しかった」と思っているわけではない。
根回しが足りなかったのだろう、職員との連携がうまく行ってなかったのだろう、市長にも嫌われる何かがあったのだろう。
しかし、事実上、斎藤知事か稲村候補という選択肢の中で、どちらが知事として望ましいか、県民がそれぞれ判断した結果が斎藤知事の再選である。
民主主義に則った結果が気に入らないからと言って、「ファシズム」や「盲信者」のような架空の人物像を作り上げることは建設的ではない。
今後の行方
しばらくは注視したい兵庫県政。
早速、竹内議員が議員辞職したが、浴衣祭りの件や質疑についての説明を期待していたので、説明なしの辞職は残念でならない。