【書籍 HOPE】オリジナル編み図の完成品を販売可にします
さて、今回は有料記事ではありません。
HOPEには、私のオリジナル編み図を2つ(棒針編み・かぎ針編み)掲載しています。
その両方とも、読者の方が編んで完成させた作品を販売可としました。
その理由をお話いたします。
編み物界隈の方は、「誰々さんの本に掲載されている編み図で編んだものが、フリマサイトで販売されている」「作家はそれを知って、腹立たしく又残念に思っている」という問題を見聞きしたこともあるかと思います。
本来グレーゾーンな案件ではありますが、こういうことはマナーやモラルとして皆様の良心の上に成り立っています。
私も昔ワークショップの参加者さんが、その編み図で編んだと思われるものを販売されていた、という経験があります。
その時たしなめることは致しませんでしたが、今もこうしてマイナスの、陰の、記憶スペースに残っているということはそういうことなのでしょう。
ではなぜ、今回特別にHOPEのレシピを使用して編んだものを販売可にしたのか?
それは「編み物で寄付をするという行動を、あなたにも経験してもらいたい」という私の想いを乗せた、オランの願いなのです。
説明しますと、「私の編み図で編んだものを売ってもいいですよ。その代わり、今度はあなたが売上げの一部をオランウータンや自然環境の保全に寄付してください。」というお願い付きでの許可ということ。
この考えを本に載せるまで、決定に至るまで、すごくすごく悩みました。
業界の慣例に反してこんなことをしていいのか?
そして、この方法が最適なのか?
でも「ダメです」「禁止します」のオリジナル編み図が多い中、こういう思いでOKにする者が一人くらいはいてもいいのではないか?
誰よりも先にこの方法で許可にする者が、この私であることが意味と意義があり大切なのではないか?と。
マナーやモラルなくやってしまう人は、結局このオランの願いも届かない人だと思っています。
きっと編んで売っても寄付はなさらないでしょう。
(そもそもHOPEを買い求めることはされないかもしれませんね。)
しかし、私の活動にお気持ちを寄せてくださる温かな方や、オランを大切に思ってくださる御心優しい方が、周りにはたくさんいてくださいます。
そういう方々に、今回私が挑戦しているのは「ただ自費で出版をするということだけではない!」ということを知ってもらい、さらに「編み物でちょっと地球にいいことを」という私とオランだけのテーマが、皆さんと共有できるものへとなりますよう願っています。
完成品を販売し、いざ寄付!となった時の参考にしてください。
●more trees オラングッズの売上げの一部を寄付しています
●NPO法人日本オランウータン・リサーチセンター(おらけん) 東京で開催された講演会にオランと参加したことがあります
●認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン オンラインセミナーに参加したことがあります
●ウータン・森と生活を考える会 SNSでオランと相互フォロー
●ボルネオマレーグマ保護センター(BSBCC Japan) マレーグマは、オランの故郷ボルネオ島で同じように絶滅危惧種となっている SNSでオランと相互フォロー