自己紹介　社会人編　2

いつも読んで頂きましてありがとうございます！
最近寒くなってきましたね。。私の住む宮城県も肌寒さが急に増して体調管理が難しい季節になって参りました。
皆さんもお身体ご自愛ください。マイペースに自分を大切にしましょ〜！

さて、前回の続きから記事を作らせて頂きます！

・人生初管理職
入社してヒントを与えて貰いそこから自分なりの営業スタイルを確立した僕は入社1年後に10人程の営業メンバーをマネジメントする営業トレーナーという役職を与えられていた。もちろん自分も営業はするのだが何より周りのメンバーを勝たせる事を最重要に考える役職だった。
ただ本当に自分は調子に乗っていた。
営業成績で歴代記録を樹立し、周りからも称賛の目で見られる。営業職ではあるのでそこまで大金ではないが学生の頃のアルバイトに比べればインセンティブ等の給料が入ってくる。こどもの頃にあまり好きな物を買えなかった我慢の反動もあって今まで興味があったわけでもないのにブランド品(主にドルガバ)、時計(ガガミラノ)、車(クラウンアスリート)を買った。そしてそういう物を買うと社内の女の子達からも話しかけられる事が多かった。あの時の君に言うよ？それね、君という人間に魅力があるわけじゃなくて持っている物に興味があるだけだからな？当時の君と言う人間はただの寂しい人間だ。

そんな自分はトレーナーとしては最悪だった。
自分は営業で成果を上げれる。ただマネジメントをしてるメンバーの成果は全然上がらない。
なぜなら僕はそのメンバー達に目線を合わせられるわけでもなく、ただ自分のやり方を押し付けてそれをメンバーが出来ないと精神論で詰める。年上のメンバーにもタメ口を使う。リスペクトすら出来ない。人として向き合うという事を全くしてなかった。そんなのが続いてもちろん成績も上げられなければイラつきから自分も成績が上がらない、ましてや退職者まで出す始末。それなのに自分の状況を相談すらしない。
そんな時に僕に営業のヒントを教えてくれた先輩から『ちょっと会おうか！』と連絡があった。
僕は『また会える！』と楽しみな気持ち一杯で会った。ほんと馬鹿だった。
今でも忘れない。道路沿いのカフェで合流して飲み物を注文して席に座る。先輩と営業サポートの方と3人で席に座る。
『最近どう？』そう聞かれた事に対して『自分は頑張ってるんですけどメンバーが全然ついて来ないし、でも数字はまた出始めて来てるのでチームとしては盛り上がってます！』僕はそう答えた。
『3流だね。この状況でチームが盛り上がってるなんて言えるのはいったい何様なんだ？自分が成績上げれば気持ちいいよな。でも君について来てるメンバーはどんだけ苦しいのか考えたか？ましてや辞めてる人もいるじゃないか。その人の少なからず経歴に影響与えたんだよ？それがどう言う事か考えた事あるか？相手に目線を合わせるていうのは営業相手だけじゃなくメンバーに対して1番必要なんだ。君はいったいどうなりたいんだ？』
もうね、情けなかった。何も言えなかった。喫茶店の端の席で今にも泣きそうになり、恥ずかしくて目の前に居る先輩の顔を直視出来ずにもう入ってないグラスからストローで氷の溶けた水を啜ることを繰り返して誤魔化す。
冷静に考えればそうだ。自分は営業成績上げればそりゃ楽しい。でもメンバーはあの時の自分みたく苦しんでいるのに腹割って話す事もしない上に社会人2年目の若造のくせに仕事論を語り精神論で詰める。そしてメンバーは辞める。今僕自身が適応障害になり離職したから思う。人を辞めさせるという事は言葉は悪いけれど人殺しと同じだし、仮に僕が経営者なら人を失った時点で倒産、破産だ。そんな奴に信頼関係構築等無理だ。
メンバーは何かしらの希望を旨に転職活動をして様々な選考を経て入社したのにすぐに辞める。またそして新しい環境へ挑戦する為に活動をする。今自分が新しい環境へ不安を感じてるこの状況にまたさせてしまったと思うと本当に情けないし、大変申し訳ない。

何も言えない自分を見兼ねてその先輩からも『いいか？人としてどうあるべきか？自分が出来る事は周りが出来るとは限らないし、それは君も同じだ。メンバーと腹割って話して目線を合わせて接する。まずはそこからリスタートだ。失った時間は返ってこない。今からの時間はコントロール出来るだろ？おれも一緒にやるからまた頑張ろう。』
最後には必ず見捨てずにフォローしてくれる。その優しさが辛かった。同席してた営業サポートの美人女性社員からも励ましの言葉を貰い先に2人は喫茶店を出て行った。

忘れもしない。
社会人2年目の秋頃の丁度今くらいの季節の変わり目だ。空いたグラスを茫然と見つめながら『情けない』という気持ちでいっぱいで周りから見えないように顔を隠した。

さて、今日はここまでです！
いやー、本当恥ずかしくてなっさけない😂😂😂
あの頃の自分をぶん殴ってやりたい。笑