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「授業中にウロウロしてしまうお子さん」に学校でどんな対応が求められるかを具体的に書いていく話
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前回のお話
ではどのような関わりが考えられるでしょうか
大前提、
関わる大人が注意しなければならない事があります
まずはそこから記述していきます
●子どもが変わる前に自分が変わること
大人がお子さんと適切に関わる上で間違えがちなのは、「まずお子さんを変えようする」試みです
注意する、叱る、怒るなど、まず最初に行いがちですが、子どもにも子どもの考え、思考、論理、理由があります
ここを疎かにし、大人の都合を押し付けると信頼関係が構築できず、結局「この人は分かってくれないから信用できないから話はきかない」という状態になってしまいます
これではスタートラインにも立てません
同じように、お子さんの状態を理解しない状態だと、すぐに「排除」の方向に進みがちです
まずは知識を身につけ、それを実際に行ってみて経験を重ね、試行錯誤するのです
「大人が変わることで子どもが変わる」の流れが合理的なのです
●必ず自分の対応一つ一つに根拠や理由をつけ、「なぜそうしたのか」をはっきりさせること
よく支援員や教員の主張で見かけるのは
「今厳しくしないと将来困るから」
「このお子さんは特性で困っているから寄り添おう」
というものです。ここで話が終わってしまう「明確な根拠がない」ケースが非常に問題なのです
この思考は支援や教育をする上での根拠がなく、「惰性」、「思考放棄」に非常に近いです
例えば、味覚過敏のお子さんの給食場面
味覚過敏さへの知識、経験、事前に把握した情報 ここでいう「根拠」があれば
・お子さんの感じる苦みは想像を絶するもの
・強制されればそれが二度と食事をとることを楽しめず、不登園、不登校にもつながりかねないこと
・一滴なら口に含むことができる
といった具体的根拠からその先の具体的な支援や教育を組み立てることができます
・お子さんの食べられる物、食べられる量を日常生活の中やご家族などからリサーチし提供する
・食事を強制する、強制するような声かけや表情などはしないよう支援員、教育者側が意識し関わりに反映させる
・関係性の構築の過程の中で、食事の汁を一滴挑戦する機会をつくる
などなど…その具体的な支援方針、関わりの中で、
「ここは大人が折れないように」
「ここまでは良くて、ここまでは良くないという線引きをはっきりと」
「その動きを全ての支援員、教員の中で共有して実行していく」
という動きが生まれます
そこから支援がどう進んだかをもう一度精査(モニタリング)し次につなげていくのです
経過によっては自分の支援を見直すことも必要になります
この過程に「厳しく」や「甘えさせる」といった曖昧な対応はそこにはなく、「こういう理由でこういう対応した」があるだけなのです
●被害者意識でお子さんの支援を行わないこと
他責思考に偏った被害者意識の支援者、専門職に成長はのぞめません
それはなぜか
相手のせいにすることで自分の失敗を自覚できないことが大きな要因であると私は考えています
よく自分の至らなさを棚にあげ、保護者やお子さんの責任する人をよく見かけます
まるでそこが上手くいけば自分は上手くと言わんばかり
まるでその人がいなくなったらよくなると言わんばかり
相手への変化ばかりを望むだけになってしまいます
自責によることで「自分の弱さを自覚し、次の課題を見つけること」が支援を継続する土台なのです
●職員同士の連携は絶対条件
職員同士の連携は、支援を行う上で絶対条件になります。一人で行う支援はそもそも「できない」ことが多く、お子さんに大きな負担を強いるケースもあります
連携を行うのはなぜか
・一人だけの支援は考えや方針に偏り(バイアス)がかかりやすく、視点も少ないため自分の間違いに気づかない
・お子さんの生活や困り感を(点)でしかみれないこともあり、言葉や行動の背景を見誤る可能性が高まる
・一人での支援は孤立感を覚えやすく、また休憩も取れないので身体、精神的に疲弊する
こういった支援を行う上での弱点をカバーするためです
このため、一人でお子さんを複数見る状況はすでに「支援に不適切な環境」と言えるのです
●魔法みたいにすぐに効果が出る対応など存在しないこと
「教員や保育士や幼稚園教諭は発達支援の専門家ではないから専門家を呼んで任せよう」という話もSNSでよく聞きます
「専門家が入れば子どもに視覚支援や構造化、感覚統合、身体づくりをしてもらって改善してもらおう」という考えが透けてみてますが
即効性のある、魔法のような支援等存在しません。一つ一つ、着実に楔を打っていくから効果がでるんです
視覚支援
構造化
感覚統合
発達障害の基礎知識
保護者対応の大切さ
などなど
全部理解した上で子どもにアプローチできるのです
もし、効果があり信頼されている先生がいるならそれは「積み重ねの結果」です
●「授業中にウロウロしてしまうお子さんへの授業」への具体的な提案
では具体的に「授業中にウロウロしてしまうお子さん」への授業はどのように提供されるのが良いのか以下に記述していきます
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