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本屋で色々物色する

マンガを買いたくて本屋さんに行きました。

ついでに昨日、家に積読になっていた『「いき」の構造』を何となくググったら青空文庫が引っかかったので、ここで読んでみたい本と本当に内容が同じなのかを調べる目的もありました。

他にも、『現代思想2023年5月臨時増刊号 総特集=鷲田清一』なるものを発見し、ペラペラ読んだりしてました。

この中の戸谷洋志さんの哲学対話が記憶に残りました。日本の哲学対話は聴くというよりもいかに自分の考えを話すという点に重きが置かれていて、話せない人はダメだという能力主義や個人主義を助長すると。さらには日本の教育制度にも言及している。目標の1つに対話的な学びを掲げているため、自分の考えたことを表現する力が求められる。こういった点も発言することができるかが能力主義と結びついてるように感じる。たまたまではあるが、最近読んだ『実力も運のうち』と関わりのある内容なのかなって思ったりします。余談ですが、『実力も運のうち』が文庫化されていて、「おお!」と思ったものの、買いませんでした。


群像の『アイドルと編集 パーソナリティを見せるとはどういうことか』(上岡磨奈)も読んできました。

タイトル的にアイドルが見せる顔について書かれているんだろうなと思いましたが、アイドルに限らず、誰もがSNS上である種の顔を作っていると思われるのでそういう点で何かヒントがないかと思って読んでみました。

今ではアイドルのオフの顔もSNS上で見ることは可能であり、番組自体もオフショットを生の顔として番組内で扱うことが増えてきている。その中で演じられたオフなのか、素のオフなのか葛藤するみたいなことが書かれていた印象です。個人的に例えばSNSで流行ってメディア露出が増えた人はSNSに出している自分で出るのか、はたまた素の自分で出るのかというのを考えさせられました。アイドルは最初からメディア上での作られた自分から、メディア外の素の(or素のような)自分。SNSからの人はSNS上の自分からメディアに出る時の素の(orSNS上での)自分。というような逆構造のようなものとして見ました。どちらも素が想像と違えば世間的にはギャップがあっていいと言われますが、自分としてはどうなんだろうかと。


一番最初の話に戻ると、買いたかったのは『金田一37歳の事件簿』です。ベットでスマホを触らなくなってから寝床にあるマンガをもう一度読み始めてしばらく買っていなかったことに気づきました。

今はコミックDaysで最新話付近と最初の方は無料で読めるようです。ですが、事件が解決するまでに巻数をまたくごとが多いのでコミックで読んだほうが内容を忘れずに読めるのかなって思います。

では。

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