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感覚統合の領域でみて考えた愛着、愛着障害についてまとめた話①
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SNSにおいてお子さんの「愛着」についてよく議論になります
私たちが何気なく使うこの「愛着」という言葉
「愛着関係ができている」というのは一般的に「大人と子ども、親子間に築かれるつながりや安心感、安全基地的な関係性が構築されている」という意味でよく使われます
特に幼い頃に形成される愛着は、その人の一生を左右する重要な基盤となります
しかし、この愛着がうまく育たなかったり、
適切に形成されない場合、日常生活や人間関係、心の安定に大きな影響を与えることがあります。「愛着障害」と呼ばれるものです
「感覚統合」の視点から「愛着」や「愛着障害」を考えると、また新たな関わり方や実践がみえてきます
今回はそれを記事としてまとめていきます
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愛着と愛着障害とは
「愛着」(アタッチメント)とは、生まれてから始まる発達過程において、乳幼児が特定の養育者(通常は親や保護者)と形成する「情緒的な絆」を指します
愛着は、人が「心の安定」を保持しながら他者との関係を築き、社会の中で生きていくために必要不可欠なものなのです
例えば、お子さんが不安や恐怖を感じたとき、
温かく抱きしめたり、
声をかけたりすることで、
子どもは安心感を得る
こういった行為を繰り返すことで、子どもは
「自分は守られている」
「周囲の世界は安全で信頼できる」
と感じられるようになり、おのずから自立や挑戦への意欲を育むことにつながっていきます
大人がお子さんの「安全基地」となることで生まれるのです
「愛着障害」とは、主に乳幼児期に形成されるべき「愛着の基盤」が何らかの理由でなくなったり、適切に発達しなかったりした場合に起こる、
対人関係や感情調整の問題を指します
その要因となりうるものとして、
・虐待(身体的、精神的、ネグレクト…)
・環境の変化
・長期間の分離
等が挙げられます
そしてのその中の要因の一つに「感覚統合不全」も考えられるのです
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愛着形成と感覚統合不全の関係性
「愛着形成」と「感覚統合不全」はどのような関係性があるのでしょう
まず説明しなければならないのは「感覚統合不全」という状態です
表面的な事象として以下のことが起こりえます。例えば
・集まりに参加できない
・椅子に座っている時に動く、脱力する、座っていられない
・声が大きい
・お友達を押してしまう、たたいてしまう
・すぐに怒る
・一人行動が多い
・運動会に参加できない
・行事に参加できない
・活動に参加できない
などなど
この事象・行動の根本には「感覚統合不全」つまり、
五感(聴覚、味覚、嗅覚、触覚、視覚)
前庭覚
固有覚
の「感覚」が上手く働いていない、過敏さや低反応により「機能不全」に陥ってる状態と言えます
例えば「聴覚の過敏さ」いわゆる「聴覚過敏」
音の刺激を人より多く受け取ってしまったり、より大きく聞こえてしまったり、別の音に聞こえてしまい、日常生活に支障が出ることがあります
日常生活の音が、黒板けしをひっかくような(嫌な音)に聞こえたら、耳も塞ぎたくもなります
幼児期の感覚の大切な感覚の「大枠」と言われているのは、「前庭覚」「固有覚」「触覚」と言われています
なぜなら、これらの感覚はそのほかの感覚の土台となるとても重要な感覚だからです
一つ、皆さんも聞きなじみのある「触覚」から話をつなげていきます
触覚の過敏さがあるお子さん 大人から触れられると
ものすごい拒絶的な反応を示し、のけぞったり、相手を叩いたり、その場から離れるなどの行動(防衛反応)をとることがあります
これを「触覚防衛反応」と言います
まるで針でつつかれたような(チクチクする)
まるで冷たいものに触れたかのような
まるで抓られたかのような
そういった言葉で言語化するお子さんもいました
こういった触覚過敏のあるお子さんが不安になって泣いてしまったり、不快になって泣いてしまう状態の時に、本来愛着形成のために必要な、
安心させるための
抱っこ
頭をなでる
背中をさする
等の大人の行動が全て裏目にでてしまうことになります
お子さんからすると「攻撃」ともとれるその行動では「愛着形成」どころか「不信感」を抱いてしまうのです
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