『にがにが日記』を読んで/ 何気ない愛しい日常
先週、『にがにが日記』という本を読みました。
何気ない日常なのだけど、岸さんの視点で捉えられたのは愛しい日常にみえる。
日常を文章でタイムカプセル的に閉じ込めてみたら愛しいものになるのかな?
オマージュ的に真似してわたしの日常を書いてみたいと思います。
『あまあま日記』
登場人物
あき・・・(夫)
ふゆ・・・(妻)
4月30日
朝からあきと家の近くを散歩。
新緑がきれい。ほんとの新緑というより少しだけ緑色が濃くなっている。
曇り、涼しい。
途中、小川沿いの、川の中の岩に亀が張り付いていた。首をぐっと付き出して「なんだね?」かなり警戒感とドヤ感いっぱいに自己主張。
あきは散歩はわたしに付き合ってる感満載だけど、亀や鴨さんがいるとスマホで写真におさめている。生き物見つけるのはまぁまぁ楽しんでる模様。
途中の橋で下水管工事。
工事の歩行者誘導のおっちゃんがわたしたちを見て「いいなぁ~、俺もいつか奥さんと散歩したいなぁ~~」と声かけられる。
奥さん、構ってくれないのかな?それにしてもなんと可愛らしいおっちゃんよ。奥さんとの散歩を夢見るドリーミーおっちゃん。
途中の学校まで歩いて、来た道をまた戻る。
道の端に鎮座するデブめの鴨さん。呼吸が長い。小さくて鳴き声のひどい鳥など。
またさっきのおっちゃんのとこまで戻ると、
「だんなさん、いいねぇ~、散歩いいねぇ~」
本日2回目。
なんとなく誇らしい気持ちに。あきは苦笑。正直なところどう思ってるのかな?
5月1日
会社。
電気がほとんど消えていてみんな休み。
こんな日に上司と二人お留守番的仕事。
こういう日の出勤はゆるくてなんか嫌いじゃない。
会社のフランス人6人くらい、出勤していた。
いつものようにカフェスペースでしゃべってる。コピーをとりながら聞き耳。
日本語の勉強会みたいなのしてる。
「そうは言っても、それは、うんぬんかんぬん~~」
なんだかほほえましい。
ゴールデンウィークのゆるい空気の中、みんなで勉強なんて、なんかいい。
ここのところ、
なんだか仕事も、世の中も、自分の性格も、完璧主義、きつきつな感じがしていて。
ゆるみが欲しい。
緊張:弛緩 7 : 3くらい(今)→4 : 6(理想)
会社帰り、駅の本屋に寄る。
にがにが日記。
なんか可愛いタイトル。
帯の「人生はにがいのだ。」そういうことか。
わたしは基本あまあま、時々激苦おえ~って感じかな。
にがにが日記含む2冊購入、
雨だし、しぶしぶビニルの袋を10円で買う。
5月2日
朝から、あきが気に入っていたシャツ(パジャマとして使ってたもの)がないないと騒いでいた。
わたしがプレゼントしたやつ。
くったくたの茶色いポロラルフローレン。
洗濯機の裏にも、ない。ふたりで家中探す。
どこかにあると思うけど、なんかでてこないような気もした。
と思ったら出てきた。
ベッド下の収納にたたんであった。
二人で「やった~~」抱き合って喜ぶ。
近くの小川まで今日は一人で散歩。
(あき、リモートワーク中)
なんと今日は素晴らしいドラマがあった。
橋の上からおじさんおばさんおばあさん方が5人ほど小川を覗き込んでいる。
なんだろう、とわたしも近寄ってのぞいたら、、、
子ガモが8匹も!!産まれていた。
ふわふわ、もこもこ、ちっさい!
みんなお母さん鴨のそばをすいすい、くるくるまわったり、遊ぶように泳いでいる。めちゃ可愛い!
川の上流に登っていく子ガモ達、段差があって一匹がどうしても上流へ上がれない。
7匹達は上でぐんぐん泳ぎ、母ガモは上流で残り1匹を見守っていたが、、、
どうしても登れなかった子ガモちゃん。
すると、母ガモ、下流へ。
7匹も次々追いかけて下流へ。
今日は下で過ごすことにしたようです。
母ガモの愛だなぁ。。。見守り、きっと我が子は来れる!と信頼し、上がってこれなかったら寄り添い。。。優しいな。
5月3日
あき、風邪を引く。
コロナなのかなんなのかわからない。
咳がつらそう。熱は下がったみたいだけど。
普段ぺらぺらしゃべるのに、今日はめちゃ静かにテレビをみてるから、きっと具合がよくないんだろう。
朝早く陶芸へ、15分も早く着いたのに最後から3番目だった。みんな早々に制作中。
植木鉢やら、お皿やら、花瓶やらを作って満足し、疲れたので終わりにした。ろくろの道具を洗ってると先生が隣でなにかを洗い始めたのでちょっとしゃべる。
先生(男性)のニット帽に陶でつくったボタンがついてて、可愛い。可愛いですねと言うと、「・・・妻が作ってくれたんです。」とめっちゃ照れながら教えてくれた。可愛い。
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