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ときどき日記(210)感謝。「note」が失地回復を助けてくれた
最初のメンタル障害が私を蝕みはじめてから、ちょうど10年になる。
これを機に10年間、ハラスメントに遭ったり、不本意な処遇に失意したり、結局、メンタル障害を再発させ、治癒がギリ間に合わず、地方公務員の職を失うこととなった。
職を失ったのだから自由になれたはずが、今度は家庭に問題が発生し、以後、今日まで家に軟禁、日時によっては監禁という憂き目に遭った。
生活範囲は基本が家、平日日中のコアな部分だけ週に3日、決まった時刻に徒歩で帰れる範囲に限り外出できる。
当然こんな暮らしでは社会に関わっているとは言いがたい。
まさに私にとっては10年間が失地だ。
人生万策が尽き、失地ゆえ生きる場所を失い、かといって死にたいわけでもなかった。
自費で本を書いてみても達成感はなく、無為徒食の日々が続くばかり・・・
しかし、ある日「note」にいざなわれた。
このサイトのことは新聞にも紹介され知っていたが、敷居が高かった。縁もなかったのだ。
ところが、忘れてしまったが、おそらく4月の下旬のある日、手取り足取り「note」が私をいざなってくれた。
これを機に私は書き溜めていたものも含め、記事を上げまくった。
ウケるウケない、共感するしない、納得するしない、反発するしない、嫌悪感を抱く抱かない関係なく上げまくった。
「2022年の記録」を見たら、およそ8ヶ月の間に755本投稿していたらしい。
本当によくやったと思う。
そんな感情を持つことができ、副産物として失地回復の感情も芽生えた。
あれだけ医師やカウンセラーにアドバイスされてもできなかった「自分で自分を褒めてあげる」こともできた。
生きたいとも死にたいとも思えなかった数年だったが、この年末を迎え、「2022年の記録」を見て、まだまだ生きたいと思えるようになった。
「note」とは無縁の人から見たら、「note」はバーチャルやダミーの世界かもしれないが、私はリアルに「生命」を感じることができるまでに回復したのだ。
「note」には感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。
8ヶ月間、猛ダッシュでした。来る年は、これまで書いてきたことの、ほぼ繰り返しになると思いますが、引き続き思いのたけを投稿していきたいと思います。