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2024年読んでよかった本ベスト3(2025/1/10)#142

年が明けて早10日ですが、昨年読んだ本ベスト3を発表します。

2023年のベスト3はこちら


第3位

『それでも生きるを選んだ私』/南悠

明確な治療法がないPERM(パーム)という難病を発症し、想像を絶する痛みと毎秒闘っている南さん。

芸能界にお友達もいるという華々しい生活を送っていた彼女ですが、ある日突然病に倒れます。

最初は強烈な腹痛。そこから幻覚、幻聴、極度の視力低下、激痛を伴う足の痙攣と高熱と闘ってこられました。

発症例は世界でもほとんどなく、治療法もない。
激しい痛みは残ったまま、治療する術がないため退院せざるを得ない。

そんな想像を絶する闘病生活を、もともとお持ちの明るい性格で素直な気持ちを語ってくださっています。

自分の事を『真っ黒な私の芝生』と言ってまで、周りの友達や家族を気遣い、思いやる気持ちが痛いほど伝わってきます。

微力ながらですが、こちらに書くことで病気のことを知ってもらえたらという気持ちも込めて紹介させてもらいました。

どうか、この病気の治療法が見つかりますように。


第2位

『最高の体調』/鈴木祐

今まで食事にはほとんど無頓着だったのですが、友達から教えて貰ったこの本がとても面白く、今年は食事や腸活について学んでいきたい、と思ったきっかけとなった本です。

鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題も、根っこまで下りてみれば実は同じもの。すべては一本の線でつながっています。そして、その線の正体を暴くカギが、「文明病」という考え方なのです。

『最高の体調』鈴木祐

上記の悩みに科学的根拠を示しながら実践としてどうしたらよいかについて述べられています。

慢性疲労、モチベの低下、不眠っぽさ、弱い意志力あたりが私の該当する部分であり、私が一番興味をそそられたのは「不安」に関する部分です。

自分が今いる地点と未来のある地点を想像したときの距離が遠すぎるため、現代人は不安を覚えるそうです。

どの悩みに対しても科学的に説明をして解決のための実践をセットで提示してくれているので、上記悩みに対してアプローチしたい方にはとてもおすすめです。


第1位

『自分の時間を取り戻そう』/ちきりん

今年もちきりんさんの本を第1位に選びました。

この本を手に取った時、家事、育児、仕事に追われていて、自分の時間をほとんど取れない状況でした。

自分時間を作るために朝5時ごろ起きては、子どもがすぐに目を覚まして子どもに対して嫌な気持ちを抱いてしまったり、、、

仕事が終わらず持ち帰り仕事をしたり、夕方から夜もチャットが鳴りやまず、寝る直前まで返信に追われていたり、、、

パートであって正社員じゃないんだから買い物はスーパーに行くのが主婦、という謎の呪いをかけ、買い物時間に追われていたり、、、

負のループにはまっていました。

ちきりんさんは本やブログ、音声配信などでもたびたびおっしゃっていますが、人生で何よりも大切なのは「誰が何と言おうと自分の好きなことをする時間を大切にして、オリジナルな人生を歩むこと」だと解釈しています。

そのためにするべきことが生産性を高めることです。

生産性と聞くと、すごいビジネスマンだけが取り組むことのように感じてしまいますが、誰もが意識して取り組む必要なことであることが、この本を読むとわかります。

自分の人生の希少資源を、自分自身が本当に手に入れたいもののために最大限有効活用したい、そんな風にお考えの方はぜひ読んでみて下さい。


さいごに

南さん、鈴木さんの本は現在Kindle Unlimitedで読むことができます。

こうやって振り返ると読書の再体験となり、ポイントを整理してお伝えしようとすると記憶にも定着しますね。

2024年は前半はほとんど本が読めず、後半に少しずつですが読み進めることができました。

久しぶりに小説を読む機会や耳読書をする機会もあり、普段と違った読書体験ができました。

また年末にベスト3を発表するのを楽しみに、今年は「SNSの代わりにkindle」を合言葉に読書時間を過ごしたいと思います。

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