#83 娘であり母
こんばんは、今日もお疲れ様です。
今日はたくさん掃除をして、指紋がなくなっていますw
その合間に読書をしたのでその感想を。
後で別記事も投稿するかもしれません。
図書館で先日借りた本を二冊、読み終えました。
一冊は言葉の本でしたが、まぁまぁでした。(感想を書くほどではない)
こちらの「逃げたい娘 諦めない母」がだいぶ刺さりました。
いい子で居なくては、大人になっても、実家から出ても
母の見えない束縛から逃れられない主人公…。
もうここで、すでにわたしのことじゃん!って感じです。
主人公は33歳でその苦しさに気づきましたが、わたしは50代に
なってからでした。
そして、主人公は幼馴染や同僚など、いろんな人と話していく
うちに母親との適切な距離を考えて行動していきます。
主人公が同僚男性から言われた言葉にわたしも泣きそうになりました。
「無事に生まれて、親に子育ての楽しみを与えただけで親孝行は
完了しているよ」
そんなこと、思ったこともありませんでした。
途中途中、監修のカウンセラーさんのコラムが入っています。
その中にまた、自分と重なる言葉がありました。
まさにこれですーーーーー!障害となっていますーーー!
自己犠牲の精神で何かあればわたしが謝ればおさまるんだ、と
「自分が悪い」という考え方をくっきりはっきり持っています。
これが生きづらさの原因のひとつとなっているんだ…と思いました。
ではどうすればよいか?それは作者のあとがきにありました。
親に対する執着(期待も含むのでしょうね)を捨てる…。これが
なかなか難しいのではありますが、模索している最中です。
積極的に連絡を取るのではなく、来たら返す程度にはしています。
「近くに来たら寄ってね」「顔を出してね」とよく言われますが
できる限り用事のある時だけにしています。
高齢になったので、いろいろ気になるところもあるのですが…
離婚したりモラハラから実家へ逃げ帰ったり、うつになったり、
親の援助をたくさん受けて迷惑をかけてるなと思うところも
あるのですが…
「もうわたしも十分に親孝行はしたのだ」とこの本を読んで、
考え方を改めようと思いました。
娘としてのわたしはそう思いました。
では、母であるわたしはどうでしょう?
子育て、楽しいというより苦しいことばかりだからまだ
親孝行はされていないかなw なんて思いました。
でも、娘をひとりの人間として、自己投影はせずに見る
事は出来ていると思います。
「明日から九州いってくるね!」なんて突飛な行動も
どうせ止めても行くんでしょ…はいはい、行ってらっしゃい。
て呆れ半分ではありますが受け止めています。
支配はしていないと自分では思っています。
実際はどうだかわかりませんけどね…。
親との関係に息苦しさを感じている人には読んでもらいたいなと
思う本でした。
インスピレーションで借りましたが、出会えてよかった本です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。