元マキシマリストの経験談 公園は必要な場所になった
「涼しい…」
四方を緑に囲まれた…もとい緑に覆われた石畳を歩き始めた私は、そんなことを呟いていた。
ここは沖縄にあるちょっと穴場な公園。
森というよりジャングルに近い公園内の遊歩道はほぼ石畳で出来ており、石と石との繋ぎ目には苔がところどころ生えている。
自然豊か過ぎて木々が高く生い茂っているため、遊歩道まで太陽光が降り注がないのです。
私にとっては、暑苦しい夏の沖縄の太陽光を遮断してくれる緑のカーテンはなんともありがたいものです。
それに公園全体が傾斜地にあるため、風が通りやすいのでより快適です。
なので、夏場は少し涼みがてら、お昼にお散歩やお昼寝、瞑想、ピクニックなどをしています。
本当は夜も来たいのですが、なにぶん夜行性のハブが出るので残念ながらいけません
沖縄らしいといえば、らしいですね(笑)
とまぁ、こんな風に公園でたまに楽しく過ごしている私ですが、この公園以外にも複数の行きつけの公園があります。
まるで喫茶店並みに馴染み客です!
そもそも私が公園によく行くようになったのは、大学生くらいからでしょうか。
大学時代に私は適応障害と併発してうつ病になっていました。
その時に、なんとなく行き始めたのが公園でした。
当時はまだ私は極度のマキシマリストでモノとコトが多すぎて、処理できずに身動きをとれなくしていました。
マキシマリストが悪いのではなく、マキシマリストを自認しておらず、マキシマリストとしての限度を弁えていなかった当時の自分の落ち度です。
なので、少しでもいいからモノが溜まりまくった家からどうしても出たくなる時がたまにありました。
しかし、気力が何もないからただぼーっとしたい。
そこでなんとなく行ったのが公園でした。
公園なら何も考えずにただ居ることが出来ました。
そうしていると、なんとなく気持ちが楽になる感覚がありました。
それまで見ているようで見ていなかった空や雲、花や草など身近なモノの美しさや大切さが考えなくても感じられたような気がします。
そこから少しずつ公園に行く回数が増えて、徐々に症状も緩和していきました。
おかげで今は適応障害やうつ病に悩まされることもなく、気楽に生きれています。
たぶんその頃の名残で定期的に公園に行く習慣が出来たんだと思います。
私にとって、公園は必要な場所なんでしょうね。
心理的な病気の有無に限らず、心を落ち着かさせて整えることは誰にでも大切です。
なので、もし心に平穏を迎えたいときにはぜひ近くの公園に行ってみてください。
ただいるだけで何かが変わるきっかけになるでしょうから。