話す、書く、行動する読書【読書について】ショーペンハウエル著
「おぉ、ショーペンハウアーだ!」
次回予告で聞いた時と思いました。
よく読書術の本で登場していたので、
気になってました。
いい機会なので早速読みました。
2022.10.9のメロディアスライブラリー放送。
文学を紹介するイメージがあったので、
哲学者の本が出てくるとは思いませんでした。
・読書の問題点
一般的に読書はいいことと言われていますが、
ショーペンハウアーは読書の問題点について指摘。
読書によって
他人の思考をなぞってばかりいることで
自分で考えなくなることを問題視してます。
この文章を読んでて思い出したのは、
「本を読んだら感想を書こう」という言葉。
樺沢紫苑先生が口酸っぱくおっしゃってました。
まさにこちらの本に書いてますね。
アウトプットしない読書は
良くないってことでしょうか?
・放送で印象に残った言葉
パーソナリティの小川洋子さんが、
「気に入らない登場人物、作者にも多く出会った。
でも、それを後悔したことは一度もない」と一言。
15年間も続いている放送で、
たくさんの本を読んできたことでしょう。
更に、
「そうやってこの番組でしゃべるという事が、読書して考えることの一部ですね」と続けます。
MCの藤丸由華さんも
「考えをまとめるために一行でも感想を書いてきた」とのことでした。
毎回2人の話を聞いていると、
「人に話すことを前提に本を読んでる」と
感じます。
まさに「アウトプット前提の読書」です。
・感想
「読むだけで終わる読書の問題点を
指摘してるのではないか」
ショーペンハウアーが生きていた頃、
日本では江戸時代。
この時代にアウトプット読書について
予感させていたのに驚かされました。
「話す、書く、行動する」のアウトプットを
全くしなければ、
他人に思考をなぞって終わりになりかねないと
考えさせられました。
noteに感想を書くためには、
どんな内容か思い出しながら、
自分自身どう感じたのかを考えます。
ある意味読書の一環かもしれないと思いました。