
アーモンドの花咲く春2 沙漠のオアシスのナウルーズ祭り #私の作品紹介
1 [短歌]
巴旦杏キャラバン隊の旅の跡
西域からの花の路かな
1〜3で約2000くらい、
全体で3000文字を超える長い話になります…(4章めの参考にした話を含むと)
お忙しい方は1章のみ、お読み頂き、
1章の後の目次から動画だけ選んで観てもらえたら嬉しいです☺️
シルクロード🐪🐪🐪
なんとロマン溢れる言葉でしょうか!
私はシルクロードに幼い頃から興味がありました。
まず幼い日の話をしましょう。
幼い日読んだ植物図鑑のはなし
私は幼い頃から花が好きで植物図鑑を観るのが大好きでした。
正確な言い方をすれば「読む」のが好きだったのです。図鑑で漢字を覚えたと言ってもいいかもしれません…
私が読む図鑑には花、野菜の果物の原産地域が書いてありました。
乾燥地、湿潤地域、寒冷地、熱帯、温暖な地域…
それによって育て方も書いてあるのです。
庭にあるチューリップ、ホウセンカやニチニチソウ、コスモス…この花たちの故郷も思い浮かべました。
大好物のスイカの原産地がアフリカである事を知った時の驚き…!
「だから、あんなに水分を蓄えているの?」
そんな事を考えるとワクワクしました。
夏の終わりにスイカのタネを庭に蒔いても秋を越せずに失敗に終わります…タネはいつ蒔いてもいいわけではない事を実感したものです。
成長し中学生くらいの時に今度は、「桃、りんご、ブドウ、メロン…
スーパーで簡単に手に入る果物は何処から来たのか?」
その事にも関心を持つようになり、
やがて知った「シルクロード」という言葉。
伝わったという事は人の手によるもの…(もちろん風や鳥…様々な拡がり方があるでしょうが…)
何千年も昔から砂漠を越えて遠く離れた人々が交流したことにロマンを感じます。
「言葉が違う地域の人たちは、どうやって交流していたのだろう?」
そんな疑問を持ちながらも進路は別の分野に進み、長い時が経ちました…
そしてコロナ禍。
ステイホームの期間に再放送されていたシルクロードもの。
興味が再燃した私はNHKオンデマンドでシルクロードに関するテレビ番組をたくさん観ました。
さらに去年の夏は、シルクロード関連の本を数冊読む中で乾燥地帯ではアーモンドの花がまるで桜のように美しく咲くことを知りました…
そして作ったのが次の短歌です。
巴旦杏キャラバン隊の旅の跡
西域からの花の路かな
サマルカンドのナウルーズ祭り
この作品は、去年7月という季節はずれの真夏によんだ短歌です。
春めく季節を迎えた今日2.23は、
「ノールーズ国際デー」
この日を記念して、私の作品をご紹介させて頂きます🌸
その中の一部をご紹介させてください。
古代のシルクロードの旅人は、乾燥地帯でもよく育つ、アーモンドを携帯食としていました。
そして、キャラバン隊が食べる時に落としたアーモンドは、時が来て発芽し、何年後かに、このキャラバン隊の通った跡にアーモンドの花が咲いたと言います。
こうしてアーモンドの生息域は自然と広がったと言う話がありました。
ちなみに、桃とアーモンドは親戚で、降雨量の多い地域では桃。乾燥地帯ではアーモンドが育つのだそうです。
「同じ種から」というわけではありません。
長い植物の進化の話です。
植物も気候風土で、多様な進化を遂げてきた事にもロマンを感じます。
サマルカンドのナウルーズ祭り」より
短歌によんだサマルカンドの
春分の頃のお祭りナウルーズ…
ウズベキスタンではこの時期にアーモンド、杏などの花が美しいといいます。
巴旦杏とは「はたんきょう」と読み
アーモンドの事です🌸
ウズベキスタンとは?
ナウルーズ (ノールーズ)とは?
この事を皆さんに紹介しようと、
動画等を加えたら長くなってしまいました…
忙しい方はとばして頂いて、
目次の🌸マークの美しい光景をご覧頂ければ嬉しいです!
シルクロードのオアシス
3 青の都
サマルカンドが春めく季節
中央ユーラシアのウズベキスタンは
降雨量の少ない乾燥した地域ですが四季があるそうです。
そろそろ今の時期、花々が咲きだし春めく季節を迎えるウズベキスタン。
この国の人たちは、今ごろになるとナウルーズの準備でワクワクしているようです。
3月21日〜ウズベキスタンの「春分の祭りナウルーズ」🌸があるのです!
ウズベキスタンの古都であり、
青の都と呼ばれるサマルカンド。
サマルカンドはアメリカCNNトラベルが「2024年訪れたい場所」のいくつかの都市の1つに挙げた都市です☆
この辺りの大陸性気候について調べてみました。
ウズベキスタンは大陸性気候のため、夏と冬の温度差が大きいのが特徴です。真夏には40度を超えることもありますが、冬ではマイナス10度以下になることもあります。
ベストシーズンは春(3月~6月)、と秋(9~10月)。1年を通して最も過ごしやすい季節です。
ウズベキスタンの春は3月上旬に始まり、雨が多くなります。雨ともに人々の生活も活動的になり、3月21日に祝うペルシャの新年(ナヴルーズ)の準備も始まります。
この国が春めくのは3月…
アーモンドや杏、すもも等々の
ピンクや白の桜みたいな花を咲かせ綺麗です🌸
この国の東部やカザフスタンなどの中央ユーラシアの草原では、
原種チューリップが美しく咲きます🌷
では、動画で異国の旅気分を味わってみてください!
山でも、杏の花が美しい
この動画はサマルカンドから見ればシルクロードの東のウイグル地域の動画のようです
(Instagramインスタより)
①野生の杏の森🌸🌸🌸
それでは春めく季節の
ウズベキスタンの旅へ✈️
② ようこそ! ウズベキスタンのナウルーズへ🌸
③ウズベキスタン観光プロモーション動画 (ウズベキスタン文化観光省とJICA共同制作 )🌸🌸
調和のあり方は美しくすぎる自然が教えてくれたもの
ウズベキスタンは証明します
融合は平和 調和は美しさにつながることを…
東と西の文化が出会う場所
ウズベキスタンは文字通りオアシス
文化が融合してきた場所…
https://youtube.com/@UzbekistanTravel?si=JmRQHgR_JVnqv6F8
サマルカンドはアメリカCNNトラベルが「2024年訪れたい場所」のいくつかの都市の1つに挙げた都市です☆
私にとっても「一度は訪れたいあの場所」でもあります!
ナウルーズとは、ウズベキスタンの春分の日の祭りです。仕事も休みとなるのだそうです。
今年2024年は、3月21日がナウルーズ祭りになります♪
長い話をお読みいただきありがとうございました♪
追記
前回の記事では、
このナウルーズのことで詩を創ってみました♪
以下は参考として付けておきます🌸
ご興味のある方はご覧になってください
4 参考
①ノウルーズ(ナウルーズ)
ノウルーズ(ペルシア語: نوروز、nowrūz)(春分の日)は、イラン暦の元日。地域によってはナウルーズ、ナイルーズ、ネヴルーズなどとも言う。ペルシア語で、ノウ(now、نو)は「新しい」、ルーズ(rūz、روز)は「日」を意味する。太陽が春分点を通過する春分の日、あるいはその翌日(春分点が12時以降の場合)に当たり、農事暦上重要であることから、イランを中心に、中央アジア、アゼルバイジャンからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日である。国際連合総会は、2010年2月23日にこの日を「ノウルーズ国際デー」として正式に承認した
太古の昔から、ペルシャ文化圏の人々は、太陽の回転に関連する祝祭を催し、特に昼と夜の長さが等しくなる日と、昼と夜がそれぞれもっとも長くなる日を祝ってきた。
②ウズベキスタンのナウルーズの祭りについて
中央アジアといえばイスラム教徒が多いエリアです。したがって年中行事にもラマダン(断食月)や犠牲祭などイスラム教に関連したものが多く見られます。しかしナウルーズはこの地域に珍しくイスラム教のお祭りではありません。なんとその起源はイスラム教よりも1,000年近く前に成立したゾロアスター教にさかのぼるといわれ、中央アジアや一部中東地域にだけ残る独特なお祭りなのです。
実際、火を神聖なものとしてあがめるゾロアスター教と関係があるのか、今でも田舎に行くと、ナウルーズの日にたき火を飛び越えて邪気をはらうなど、火にまつわる習慣が残っているところがあります。もっともほとんどの地域ではすでにそのような儀式的習慣は失われてしまっていて、日本のお正月のように、「ナウルーズおめでとう」と挨拶をしたり、親戚や友達の家に集まって一緒にご馳走を食べるというのが、主なお祝いの内容になっています。街なかにはナウルーズの何週間も前から飾りつけがされ、当日には大きな町では必ずといっていいほどパ
③アーモンドと桃について🌸
アーモンドと桃はもともと同一の原種であったものが、太古の地殻変動により隆起した中央アジア山脈が中東と東アジアを隔ててから、それぞれの地域で異なった進化を遂げてきました。桃は中国の比較的湿度の高い低地を中心に生育する様になり、アーモンドは乾燥した西アジアから中央アジアの砂漠や丘峰の斜面に、様々な品種に分かれながら自生する様になりました。これらの初期の原種アーモンドは、天山山脈西方の山裾からチグリス・ユーフラテス河の流域にかけて更に進化を続け、小さな、とげのある木に、硬い殻に覆われた小さな苦い実をつける様になってきました。
ホームページより引用