日本の王様にお願いしたい事
いつかの王様は寄付のできないこの国にこんなお願いをしました。
「来年からは、働くすべての者から30円、幸せ貯金として給料から引かせてもらおう。月で30円、一日たったの1円だ。問題はなかろう国民よ。この国の人口約1億2500万人おる中で、例えば1000万人が働いているとしよう。ならば、1日たった1円幸せ貯金するだけで、1日1000万円の幸せ貯金がたまるのだ。1日たった1円寄付するだけで、救われなかった命を救えるのだ。1日1000万円あれば、いったい何千人に食料を提供できるのか、何千人に薬を提供できるのか、何万人に明日の生きる時間を提供してあげられるか。私は考えただけで気分が良くなるのだ。
この国で戦争は起きないのに、なぜ海の向こうで戦争が起きるのだ?お金がないからだ。貧しい者たちが、悪に手を出さねば生きて行けぬからだ。生きるために働く仕事すらない。生きるための食料を買うお金がない。ならば生きるためにどうしたらいい?盗むしかない。強奪しかない。恐喝しかない。最後には、殺すしかない。なあ国民よ。選択肢すらないあの国を、たった1円で救おうではないか!」
もっとも気に入らないのは、戦争が起こった後に始める募金です。戦争が始まってからじゃ遅いんです。始まる前に救おうとしなかった、私達国民が悪なのです。だったら、戦争が起きる前に救ってみませんか?たった1円、月に30円、給料から引いてみませんか?ねえ、いいでしょ?