9年前、高野山に一人旅。奥之院参道を歩いて思ったこと
9年前の11月初旬、私は高野山に一人旅しました。
なぜ一人旅をしたかというと、当時小学校の教員として働いていて、運動会の代休で平日の月曜日が休みになったからです。
他の人と予定の合う連休ではないし、元々一人旅もすきたっだので、「そうだ高野山、行こう」と思って行ってみました。
広島から新幹線で新大阪へ。大阪では難波へ。難波から極楽橋までは南海電鉄、最後はケーブルで高野山に行きました♪
高野山では当時、紅葉が少々色づきはじめ。
写真ではコントラスト強めのモードで撮っちゃったので、実際よりも「映え」てますが・・☺
紅葉のシーズンに行くのも良いかもですね♪
奥の院にも行きました。
奥之院参道の石塔などの写真を、noteにアップロードしてよいのかよく分からなかったので、ここでは文章だけにします。
奥の院には、多くの石塔が奉納されていました。
「多く」と表現しては薄っぺらいほど、本当に多くの石塔が・・
その、奉納された石塔に圧倒されました。
一人旅だったので、石塔のある参道の中に、私がぽつり。
何百年の歴史の中で、色々な方々が、色々な想いで石塔を奉納されてきたことが伺えます。
「多くの石塔」と言っては薄っぺらく失礼にあたるかもしれませんが・・
そこには、「生きた証」が感じられました。
その中で思ったのは、「地球の長い歴史の中で、自分の寿命は一瞬だ」ということです。地球の長い歴史の中では、秒にも満たないほど、一瞬かもしれません。
だからといって、そこに「焦り」は感じませんでした。
自分の心からは、「一瞬なのだから、だからこそ少々冒険な人生を歩んでもよいのではないか?」というポジティブな思いを感じました。
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当時の私は、百貨店社員から教員に転職したところ。
「教員免許を取得して、採用試験も受けて、やっとの思いで教員に転職できたのだから、この職を逃すまい」と必死な時期でした。
一方で、結婚を考えている彼(夫)は全国転勤で、私は広島、夫は東京で遠距離でした。
「まあ、遠距離という懸念事項はどうにかなるか~」と、懸念事項に蓋をしているところでした。(結局どうにもならなかったので、結婚後に真剣に考えることになりました!笑)
当時の私にとって、仕事を続けることが「現状維持」であり、夫の転勤について行って主婦になることが「冒険」でした。
そして結婚し、その後も1年は遠距離で過ごし、結局夫の転勤に帯同することにしました。
『人生は短い。だから少々の冒険をしても良いではないか。』
主婦になってからも、大学院に進んだり、キャリコンを取得したりと、冒険をさせてもらっています。
主婦になってからも続く「少々の冒険」
このヒントをくれたのは、高野山での一人旅だと思っています。