【就活の面接対策】オリジナルのノートを持ち歩き、言うことをアクティブ化する
私は、新卒の就職活動や教員採用試験の面接の時期に、持ち歩いていたものがあります。
それは、「面接で聞かれそうなことを自分なりに掘り下げ、メモしたノート」です。
このノートを持ち歩くことで、面接で言う内容が体得できて、面接自体が楽しくなりました。
自分なりの言葉で表現すると、考えが「アクティブ化」できたと思います。
〇 就活用にノートを準備した背景
就活で緊張する場面といえば、面接だと思います。
普段、人前で「自己PRしてください」とか「志望動機を教えてください」とかを聞かれる場面は皆無です。
でも、就活がはじまると一斉にこれらの質問に答える場面が多くあります。
この「普段聞かれないことを就活では聞かれる」という理由で、緊張するのではないかと考えました。
就職活動が始まる前に、エントリーシートの土台を考えたりして、考えをまとめる場面はあります。
「考えをまとめる(自分の中にインプット)するだけではなく、面接官に向けてアウトプットするために、何か対策はないだろうか?」
と考えました。
そして思いついたのが、今回の方法です。
ノートを持ち運べば、
・就活の待ち時間などに、いつでも自分の考えを確認できる
・気付いたことがあればどんどん書き加えて、洗練されていく
・面接に臨む上で、心の支えになる
などのメリットがありました。
〇 面接で言うことについて「アクティブ化する」ということ
少し話が逸れるかもしれませんが、パソコンに製品をインストールした時に、「この製品をアクティブ化するには、プロダクトキーを入力してください」という場面がありますよね。
(私はパソコンに詳しくないのですが、一例として☺)
この、「アクティブ化」という言葉が良いなあと思って気に入りました。
インターネットで「アクティブ化」の意味を検索したところ、「アクティベーション」で説明が載っていたので引用します。
アクティブ化は、インストールした製品を、インストールしたパソコンと関連付けるために必要な処理です。
これは、知識にも言えるのではないかと思いました。自分の中にインプットした知識を、アウトプットするためには、自分なりの「アクティブ化」が必要です。
エントリーシートのために、説得力のある文章を考えたとしても、それを言葉として人に伝えるためには、「アクティブ化」のトレーニングが必要なのではないかと考えました。
〇 オリジナルのノート作成
・ノートの仕様
使ってみて良かったなあと思うノートの仕様についてご紹介します。
サイズはA5→就活のカバンに入れて、持ち歩きやすいサイズ
枚数は80枚くらい→枚数は大容量のほうが、たくさん書けます
リングノート→ページがめくりやすい
・ノートの書き方
1ページにつき1つのテーマで書きます。
面接で聞かれそうなテーマについて、インターネットで調べ、できる限り多くのテーマについて書いていきます。
「面接で聞かれるテーマは網羅しただろう」という位、多くのテーマで書くことが理想です。
教員採用試験では、教員ならではの実務的な質問も聞かれる場合があるので、教員採用試験でもこのノートを活用しました。
一応、テーマの模範解答的なものも、就活本などにあれば目を通しました。しかし、「丸々コピーして覚える」はしないようにしました。
あくまでも、「自分の体験」「自分の気付き」をベースにして、オリジナルの内容をノートに書いていきました。
〇 ノートを書く上で、意識したこと
上記で例に挙げたように、「自分の体験」「自分の気付き」をベースにして書くことを意識しました。
また、自分の人となりが分かるよう、一貫性があるように書きました。
例えば、木の根っこに信念があって、木の幹が一貫性で、枝葉でエピソードや気付きがあるようなイメージです。
面接で実際に質問された内容によっては、ノートで準備していないような質問をされる事もありました。
でも、このノートで自分の人となりを一貫して書くようにトレーニングした結果、予想外の質問にもしなやかに対応できるようになっていました。
〇 いつノートを見るか
家でノートを書いてブラッシュアップされていくことはもちろんですが、就活の合間の待ち時間にも役に立ちました。
面接の合間など、就活の待ち時間は多くあるものです。そういった合間にこのノートを眺めれば、自分のオリジナルの視点でどんなことを話すのかを確認することができます。
「このノートがあれば大丈夫」と、心の支えになったのを憶えています。
〇 言うことを「もっと」アクティブ化するために
ノートに書いたことを、もっとアクティブ化するためにやっていた事があります。
それは、ノートに書いた面接で聞かれそうな質問内容について、一人で録音して後で振り返るという方法です。
「録音して練習するなんて勇気が出ないよ」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも・・です。録音して練習する方法は一人でできます。
面接当日は、面接官の前で話すわけで、もっと勇気がいることです。
まずは一人で録音してみることで、「自分もちゃんと自己PRについて話せたぞ」という自信を持て、面接で言う内容を体得できると思います。
〇 一人で録音練習をする時に意識すること
録音練習を振り返る時に大切なのは、「面接官の視点で自分の話す内容について聴いてみる」という事です。
・声に抑揚があり、伝わりやすいか
・要点を分かりやすく話しているか
・(録画の場合)表情が明るいか
・一緒に仕事がしたいと思うか
録音で練習することが第一歩ですが、時々録画もするほうが、話すときの表情も確認できて役に立ったので役に立ちました。
「自分ってこんな声だったの!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれません。どうやら、自分が認識している声と、録音の声は若干違うらしいです。
何かの本で読んだのですが、録音した声のほうが、リアルな会話の声に近いそうです。
という事は、録音した声のほうが面接中の声に近いということです。
録音した声をしばらく聴いて練習していると、自分の声に慣れてくるので大丈夫です。
〇 おわりに
今日は、面接ひ言う内容について、「アクティブ化」するために使っていたノートについてご紹介しました。
内容を自分の中にインプットした後は、どうやってアウトプットするかを考えます。その繰り返しによって余裕がうまれ、面接自体を楽しめるようになると思います。
#就活体験記