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京都市内でのキャンパスライフ。「暖かくて切ない風」の正体
私が大学生の頃、京都市内の私立大学に通っていました。
地元の広島を出て、初めての一人暮らしです。
当時、「大学を卒業したら、再び広島に帰って就職しよう」と思っていました。
親から「地元に帰ってきてね」と言われていたわけではないのですが、
かといって大学卒業後、京都にずっと住む予定も無かったので。
なので、京都での生活は「大学時代の4年間」、期間限定です。
〇 京都に住んですぐ、雑貨店へ
京都で一人暮らしをはじめてすぐ、「オシャレな所にお出かけしてみよう」と思いました。
「北山ってオシャレそう♪」
一人暮らしのために準備した家具が、あまりにもシンプルすぎたので・・
雑貨店、「イノブン北山店」に行ってみました。
イノブンの店内に入ると、
「わっひゃー、かわいい!」
大学生活に彩りを持たせてくれそうな雑貨がたくさん売られていました。
私は、小さな観葉植物を買ってみました。
「これで、部屋の中も少し彩りが増えたなあ♪」
〇 北山からの帰り道、賀茂川へ
イノブン北山店からの帰り道、加茂川の橋の上を通りました。
ちょうど夕暮れ時。加茂川の流れとともに、夕方の空も綺麗に見えました。
すると、「暖かくて切ない風」が吹いているように感じました。
「暖かくて切ない風」とはどのようなものか、表現するのは難しいのですが。心地よい暖かさのような。でも、自分から追い求めると逃げてしまいそうな切ない風。
「この京都で、これから4年間過ごしていくんだな」と思いました。
それと同時に、この「風」にも魅了されました。
〇 キャンパスライフのどんな時も
大学生活の4年間、どんな時もこの「風」が吹いていました。
京都には、歴史を紡いできたディープな見所がたくさんあり、とても楽しい4年間でした。
また、京都でどんな所に行ったか、いつか語りたいです♪
ディープな見所+「風」の最強タッグ。
私は京都にますます魅了されました。
〇 大学を卒業して
社会人になり、地元の広島に帰りました。
時々、用事があって京都に行くこともあります。
現在は、転勤で大阪に住んでいて、京都の街中まで気軽に行ける立地です。
でも、大学生活と現在の違い。
今、京都に出かけたとしても、あの「風」は吹きません。
「あれ、大学生活で感じた、あの暖かくて切ない風はどこに行ったのだろう?」
「そうか、あの風は、自分の捉え方が吹かせていたんだ」と気付きました。
自分の中の「大学生活は4年間限定だ」というセンチメンタルな気持ちが、「暖かくて切ない風」を吹かせていたのだと思います。
もし、同じ景色が存在していたとしても、一人一人の心情によって、感じ取る景色は違うのかもしれないと思いました。
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