「次はトミビコ軍、金鵄が登場!?」1-16古事記2と画「兵=誉田別命(ホンダワケノミコト)の手に乗る鳥」
土雲の大室を離れて、先に進むイワレビコ一行。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
この戦いで大きな敵を撃つことができたが。。。
この辺りの土地勘があるオトウカシが、一歩前に出て提案する。「それでは続いて、ナガスネビコの本拠地、登美までご案内しましょう」
「ナガスネビコ?」・・・聞いたことのある名前。そう、別名「トミビコ」です。イツセ兄の仇の名前です。
いよいよ仇の本拠地に向かうのです!
登美の手前までくると、小高い丘を背に大軍が待ち構えているのが見えたのです。
兄の仇を静かに見据え、イワレビコは歌う。「みつみつし久米の子らが 粟の畑の中にクッセェ韮を一本見つけたらしい だがその芽だけでは物足りない 根までひと繋ぎに掻っ切り 撃ってやる」
そしてまた冷たく歌う「みつみつし久米の子らが 生垣の下に生えた山椒のせいで ビリビリ口を痛められた 散々辛い想いをさせられたことを 俺は絶対忘れない・・・あいつは絶対 撃ってやる」
イワレビコは険しい顔つきでトミビコを睨みつけると声を張った。「行け!久米の子らよ!!必ず兄貴の仇を取るんだ!!」剣を振りかざすと、それを合図にオオクメが勢いよく矛を振った。
「テメェら、行くぞ!!俺に続けっ!!!」久米兵は的に向かって一斉に走り出した!!
しかし、さすがトミビコ軍。なかなか倒すことができない。
しかもトミビコが大声で「おのれ、エセ天つ神め!今度こそ仕留めてやるぞ!」とか言ってる!イワレビコにとっては地味にムカつく。
懸命の攻防戦にも関わらず、次第に空が暗くなり、やがて雹(ひょう)が降り出してしまった!!
ただでさえ寒いのに、さらに足場が悪くなり戦況は良くならない。
イワレビコは歌った。「神風の吹く伊勢の海 大岩の上で 沢山の子巻貝が這いずり回る どんなに大きい波が来ようとも どんなに強い風が吹こうとも 必死に岩にしがみついて あのシタダミ(貝の一種)みたいに這いずり回ってでも あいつだけは必ず撃ち取るんだ!!」
歌と一緒に久米兵は必死に喰らい付いたけど、悪天候で戦況は良くならない。ミチノオミがイワレビコの袖を摘んで首を横に振った。
するとそこに鳥の鳴き声が《ピィーヒョロロ・・・》
黒い空から大きな金色の鳥が舞い降り、トミビコに向かって飛びかかって行く。トミビコ軍も金の鳥に邪魔されて戦いに集中できていない。
イワレビコが「あれは、トビか?」と呟くと、イワレビコの肩に乗っていた八咫烏が「ん?あれは・・・親戚の「金鵄(きんし)」だな」
「えっ?カラスの親戚にトビがいるの?」
高天原の鳥事情は複雑?なんか助け舟みたいな展開になってきたイワレビコ!!どうなる??
次の展開を乞うご期待!!
【プリンセス香龍美術館】
今回の絵は「兵=誉田別命(ホンダワケノミコト)の手に乗る鳥」・・・プチブローチの下絵。多分、鴨同盟の鳥。誉田別命は第15代、応神天皇。初代の神武天皇などと八幡神社に祀られています。
一切の怨敵・厄災から守護してくれます。外的な障害を取り除く力を持っており、健康・大人運をあげてくれます。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-koryu
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
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