「イワレビコ、無礼講も程々に」1-13古事記2と画「賑やかな笑顔を心待ちにしています」
「エウカシ=兄猾」は自分の仕組んだ罠にハマって。。。残念な最後です。その弟のオトウカシはというと。。。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
親兄弟でもそれぞれの感情は違うと言うことです。
弟のオトウカシは狡猾な兄のエウカシを嫌っていたようで、オオクメ達が帰って来ると嬉しそうにイワレビコの元にご馳走を献上しにきたのです。
あまりのもてなしに戸惑って、イワレビコはオトウカシに聞いてみる。「オレら、結局お兄さんのこと殺しちゃったんだけど。。。」
「ええ、ありがとうございました。私も清々いたしました!!」
兄弟関係でも、イワレビコとイツセ兄のような関係とは違うのだと思い、胸が傷むイワレビコ。
その後ろで《ギュルル・・・》という音。オオクメのお腹が盛大になったのです。
イワレビコが振り返ると、オオクメもミチノオミもオトウカシの用意したご馳走に釘付けになっていた!!・・・お腹空きすぎでしょ!!
「旦那!!まともなメシっっっ!!」・・・「だよね。。。着替えてこいや!」
オトウカシが久米兵全員に行き渡るように沢山のご馳走を用意してくれたので、辛い山越えに耐えた兵士達に慰労が出来ると、大宴会を開くことにした。
久しぶり過ぎるご馳走と、オトウカシが用意してくれた可愛い女の子達のお酌や余興まで付いてみんな大喜びです。
イワレビコも楽しく酔ってハイテンション!!
女の子達の拍手や歓声で盛り上がって、イワレビコは上機嫌に腕を広げて歌い出す。
「なぁ〜みんな、聞いてくれ!宇陀の高城に 罠張って 俺は渡り鳥 シギを待っていた。そしたらシギはかからずに クジラが掛かってたじゃないか!!笑えない?
クジラの肉を食べる時、昔の前妻(こなみ)が肉を欲しがれば、蕎麦の実みたい スカスカの身のないところを削ぎ取ってやろう!!
もし新しい後妻(うわなり)が 肉を欲しがれば ヒサカキの実みたい ぎっしり身の詰まったところを削ぎ取ってあげるけど!
えぇ〜しやごしや〜〜!! こりゃ、」ウケるだろ? あぁ〜しやごしや〜!!こりゃ、滑稽すぎて嘲笑っちやうよ!」
・・・解説しよう!なんとなく、浮かれポンチなことは伝わっているかと思いますが、エウカシの罠を見破って高みの見物。しかも、海老で鯛を釣ったようなもてなしを受けて調子にのちゃうよ!俺ってすごくない?もっといい女だって釣れちゃうよ?・・・みたいな歌詞ではありませんか!!
歌い終わって、可愛い女の子達から大歓声を浴びたイワレビコに、無表情のミチノオミとオオクメに白い目で見られる。「旦那。。。。最低っすね!アヒラちゃん可哀想」
「実名を出すな!アヒラごめんっ!」イワレビコがヘラっと言った。・・・確かに、イツセ兄の死や険しい山道の行軍、エウカシからの罠を仕掛けられたりと、穏やか過ぎる前妻との事は記憶の彼方に行っちゃっていることでしょう。もう昔の自分ではない事は確実で、その当時の自分の連れ合いとは釣り合わないことも確かです。
このアヒラちゃんは、イワレビコの妻で、イツセ兄に日向からいきなり出立した時に涙を流したお姫様のアヒラヒメ。もう記憶の彼方に行っちゃった淡い思い出です。
当時、イワレビコとアヒラちゃんの子供の次男のキスミミはまだ幼く抱っこされて、長男のタギシミミは大きく手を振っていたのです。この長男のタギシミミが後で登場するので、要チェックです!!
ということで、オトウカシも仲間に加わり宇陀からさらに進み忍坂(おさか)へ向かいます。
次の展開を乞うご期待!!
【プリンセス香龍美術館】
今回の絵は「賑やかな笑顔を心待ちにしています」・・・ハガキ絵。クリスマスプレゼントと松ぼっくり、雪だるま。クリスマスと言えば。をボールペンで描いてクレヨンと顔彩で彩ってみた絵。随分前に描いたけど、可愛い。(1日遅れのクリスマス!)
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-koryu
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
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