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「エウカシとオトウカシの対応」1-11古事記2と画「またおしゃべりしたいね」
八咫烏がエウカシとオトウカシの御殿に着くと、ちょうど2人が庭に出ていた。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
でかいカラスが「汝が、エウカシとオトウカシか!」・・・!
そりゃあ、びっくりするでしょ!!・・・「カラスが喋った???」
エウカシとオトウカシがびっくりしている所にカラスが「今しがた、天つ神の御子がこちらに到着なさった。汝ら、天つ神の御子に仕えないか?」・・・あくまでも低い威圧感のあるボイス!
エウカシがブチ切れて「は??仕えるわけないだろ!!ばか!!」
しかもエウカシは音の鳴る鏑矢(かぶらや)を持ち出して射ってきたではないか!!・・・敵意丸出し!!
八咫烏はスンデのところでかわし、飛び立った。その為にこの鏑矢が落ちたところを訶夫羅前(かぶらざき)と言う。
怖い思いをした八咫烏はイワレビコの前で「天つ神の御子・・・・・・あいつら、殺そう」
イワレビコは「いやいや、待って!これ初回だし、もうちょっと様子見よ?」とカラスをなだめる。
それから翌日も偵察に行った八咫烏が戻って報告する。
「天つ神の御子よ、エウカシが軍を募ったぞ、さっ、早く殺そっか?」軽やかに言ってる?
その後も偵察に行く度に八咫烏は可愛く?「ねぇ、いつ殺す?」脅し文句で「大変だ!エウカシが鼻くそほじっていたぞ!汚いから、そろそろ殺そう!」
「殺さない!」もはや日課となったやりとりをしていると、エウカシの手下が訪れる。
「天つ神の御子様、先日は申し訳ありませんでした!エウカシは御子様にお仕えすることを決めました。御子様のために大殿(おおどの)を新築しましたので、是非宴にいらしてください」
その誘いを聞いたイワレビコはニッと笑って八咫烏を見て「ほらね」。
八咫烏が不貞腐れて屋根の上に飛んで行ってから、夕方になって今度は弟のオトウカシが訪れる。
彼は遠慮がちにイワレビコの前に進み出て本物の”天つ神”を見て拝み始める。
気まずくなったイワレビコが要件を聞くと、オトウカシは「実は、兄のエウカシが天つ神の御子の使いを射返した後に、迎え討つ軍を集めていたけど全然集まらず、その後兄は新築の御殿を作ってその中に「押機(おし)」と言う人を潰す罠を張りまして・・・兄が御子様を待ち構えて殺そうとしており・・・そんな恐ろしい事を考えているなんて、私は兄が怖くなってしまい・・・だからこちらへ参り出て、本当のことをお伝えに来たのです」
軍を集めて失敗したことは知っていたけれど、その後少人数で御殿を作っていたのがそんな理由だったのだと納得したイワレビコ。
梁の上で八咫烏が、それみろと言わんばかりに「カァーっ」と鳴いた。
そうとなれば、こちらも考えがある。イワレビコは大臣と久米兵を呼んだ。
「ミチノオミ、オオクメ、エウカシさんがどうやって俺をもてなすつもりだったのか聞いてきて」
ミチノオミとオオクメの2人は数名の久米兵と一緒に御殿へと向かったのです。
次の展開を乞うご期待!!
【プリンセス香龍美術館】
今回の絵は「またおしゃべりしたいね」・・・ハガキ絵。面白い形で金の縁取りがあるカップがあったので描きました。金縁にクレヨンを使って顔彩が弾けるのが面白い。温まりながらいつまでもお喋りできるのって、意外とこういう特別感のあるコップが彩りを添えるのかもしれない。
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だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-koryu
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
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