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「高天原からイリュージョンな贈り物その2!!」1-8古事記2と画「八咫烏」

建御雷神(タケミカヅチノカミ)の剣、「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)」の神がかった威力の後・・・。場違いなハウリングの音が森中に響き、鳥達がバサバサと舞い上がった。

国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️

ハウリングって何?この時代に機械音?マイクテスト?

《テステス・・・聞こえますかー?テステス・・・》(やっぱりマイクテスト!!)

「え?何この声」まるで」マイクを通したような、次元を超えた音が聞こえてくる。

《あ、イワレビコくんですか?聞こえてるみたいですね。お疲れ様です。高木です。何だか、葦原の中国の平定も大変そうですね》

「高木??たかぎって、あの、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)?国の始まりの「造花三振」の一人だよね?伝説じゃないの?」

《はい、そうです。すみません、基本的にはそちらにお任せする方針でいるので、こちらもなるべく干渉しないように気をつけているんですけど、諸事情あって・・・》・・・「諸事情?」

《コホン。では、読み上げますね》・・・「何を?」

《えー。天つ神の御子よ、これより奥の方へ入り行くでない。荒ぶる神が非常に多くある。(確かに山の中の獣は何がいるかわからない。。。)

今、天より八咫烏(やたがらす)を遣わそう。さすれば、その八咫烏が汝を導くであろう。八咫烏の立つ後より続いて行きたまえっ》そう言った後に高木が一呼吸を置いて、紙をカサカサとたたむ音も聞こえてくる。

聞きなれない単語「やたがらす?」

《はい。でかいカラスです》・・・「はぁ」

《イワレビコ君も大変かとは思いますが、こちらも中つ国を譲ってもらった手前、それなりにやらないと示しがつかないので、頑張ってくださいね、天より応援しております。では》

「ありがとうございます」イワレビコが天に向かってお礼を言うと最後に《これが過保護なんだって言うのに。。。》って聞こえて何かの接続が切れたっぽい。大丈夫かな?

そして、天からスーッっと黒いカラスが降りてきた。「あれか、でかいカラス。八咫烏って言ってた」

「・・・そうだ。天つ神の御子よ、お初にお目にかかる」鳥が低いハスキーボイスを放った。

「うわ!喋った!さすが、高天原のカラス」足が3本も生えている。あのサッカー日本代表エンブレムの元ネタ!!

新しい仲間が増えたイワレビコの一行は、その教えの通りに、八咫烏の後に続き導かれ、敵が多そうなメインロードを外れて獣道を進む。

イワレビコの有能な家臣のミチノオミを先頭に険しい山道を登ったり下りたりしながら少しずつ足を進めていった。

なんか、ようやく次の動きが始まりました!次の展開を乞うご期待!!

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


【プリンセス香龍美術館】
今回の絵は「八咫烏(やたがらす)」・・・ピンブローチの下絵の「八咫烏(やたがらす)」。九字切りの「日天師」のお日様の輪の中にもいる神獣。3本足の鳥で導きの神。
三本の足は天・地・人を表し、太陽の下に神様と自然と人が血を分けた兄弟であることを示していると言われています。

八咫烏/プリンセス香龍


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA 
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫

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