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優しさを学ぶ「天孫降臨」🎵〜「古事記」感想文23

実際に、よくわからなかったのです。「天孫降臨」って、どう言うこと?
神様の孫的存在が日本人の祖先だってことかな?(あくまでも、プリ香の主観まみれの感想文です。ご了承くださいませ!)

国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️

その天孫が天照大神の孫で瓊瓊杵命(ににぎのみこと)という神様でした。

最初に瓊瓊杵命を知ったのは、浅間神社の御祭神、木花開耶姫(このはなさくやひめ)の旦那様だって事を知ってからです。

瓊瓊杵命は、「絶世の美女の女神、木花開耶姫に一目惚れした時の権力者(瓊瓊杵命)が結婚してすぐに懐妊した彼女を疑った。その事で憤慨した木花開耶姫は、お産小屋に火を放って身の潔癖を証明した。しかも結婚する時、木花開耶姫は姉と一緒に嫁ぐはずが、姉の容姿に文句をつけられて姉を怒らせた」と言う曰く付きの神様です。

この物語だけだと、サイテー、クズ男決定です。これが天孫とは情けない。。。(と思ってしまってました)

ところが古事記を読み進めていくと、顔の好みは人それぞれで、たまたま相性が悪かっただけなのかも知れないと、思い直したのです。

なぜなら、天孫としてチヤホヤされてきたおぼっちゃまだったので、見た目の「好き嫌い」で判断してしまったとしてもしょうがないのです。

なんでも与えられている人は、得てして自分で苦労して手に入れようとしません。だって、与えられているわけですから、わざわざ苦労しようとは思いません。

これが、大国主命のように八十神に理不尽な仕打ちを受けて来た人とは大きな違いです。

欲しいものを手に入れる為に、力がなかったら知恵を絞るのです。しかも、自分をとことん信じてあげていれば、人の良いところも悪いところも許せるのです。

天孫の瓊瓊杵命の致命的な弱点は「天孫」だったからこそ、本当の自分の優しさを出すことが難しかったのだと思います。

本当はものすごく優しい人で、産まれて来た子供や孫を溺愛したりする場面があるけど、結婚当初は「天孫」と言う立場が邪魔したのでしょう。

生きていく上で、「優しさ」がとっても大事だって事がようやくわかったのが木花開耶姫の出産で身にしみてわかったのです。

「優しさ」は「自分が言われたら傷つく」ことは言わないという事です。

この場合の「自分が言われたら傷つく」こととは、木花開耶姫の姉の磐長姫(いわながひめ)に「ブスは無理」と言ってしまったり、懐妊した木花開耶姫に「その子は本当に俺の子なの?」なんて言う事ですよ!!

相手の気持ちを考えたら、そんな事は言えないはずなんです。そんな事がわかる事が「天孫」としての必須課題だったのでしょう。

やっぱり、「人は一度は叩かれる」=「命」なんだなと思います。(命という字の上は傘じゃなかったのですね)

瓊瓊杵命の容姿がショタっぽいというところも、好感度上がるポイントです。おじーちゃんになっても歳を取らない設定で楽しく想像すると、神様がより身近に感じられます。

日本の神様をもっと身近に感じられて、心にいつも推し神様を想像できたらいつもの日常が少しでも楽しく感じられたら嬉しいです。

日本の神様の物語は最高!「ドラマティックJapan」。。。感想文はまだまだ続きます!

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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