天孫(ににぎのみこと)の嫁!?〜「古事記外伝」22
「天孫降臨」が無事に済んで、いざ葦原中国を治めようとしている時。。。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
いつまでも子供扱いされている「ににぎのみこと」!!
そりゃあ、同行してきた神様達は「天の岩屋戸」で活躍した天つ神。つまり、天照大神の言わば同僚みたいな神様です。天照大神の孫からしたら、おじーちゃん、おばーちゃんなのです。
この世代の孫扱いは「甘やかす」「お節介する」「いちいちうるさく指示する」「心配する」などが挙げられます。
嫌になって逃げ出したくなるのもわかります。しかも、「天孫降臨」から何年も経って既に成人してますから。(プリ香のラノベ的な表現では「ショタ的外見」ですが。。。)
笠沙の岬で物思いに耽っていると出会うのが絶世の美女です。それが、こちら!
・「このはなさくやひめ(木花咲耶姫)」・・・絶世の美女。「ににぎ」に求婚されるけど、父の「おおやまつみ」に相談する。結婚後、一夜で身籠ったことで「ににぎ」に疑われた彼女は産屋に火をつけて潔癖を証明し、「ほでり(海幸彦)」、「ほすせり」、「ほおり(山幸彦)」の三神を生んだ。浅間神社の御祭神。・・・富士山の守り神で多分、山ガール。
・「いわながひめ(磐長姫)」・・・妹が「ににぎ」に求婚された時に一緒に妻として奉したが、「醜い」と言われて拒絶され、怒った姉は天尊とその子孫の代々の天皇家に岩のようにいつまでも頑固に生き続けることが出来なくなる呪いを受ける。花のように儚い寿命しか持てなくなってしまったのです。。。。外見は好みの問題なんだけどね。。。
「天孫、天孫」と甘やかされ、何不自由がない王子様にはよくある話なのかもしれません。
「天孫」というネームバリューで絶世の美女を貰うわけですが、今までいい子にしてた分、ステレオタイプの考えになっていた可能性が高いのです。
ステレオタイプとは、誰かが言っていることを鵜呑みにしている考え方。つまり一般論。自分が何が好きで、どうしたいかが明確じゃないから、好きな子に対してもぐいぐい行くことができないのかもしれません。
経験値が少ないから、人に対しても決めつけてしまうのも相手の機嫌を損ねるものだと、改めて学ばせてもらいました。
神様の物語なのに、本当に人間味があって「ににぎのみこと」のイメージも180度変わりました。日本人のルーツは面白い!!次回は、「ににぎ」が疑った「さくやひめ」の子供達をご紹介です。
(神様のお名前をひらがな表記にしました。古事記と日本書紀では表記が異なることと、単に漢字変換が難しいだけですが、ご理解いただけると嬉しいです)
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/歴史群像「古事記/記紀神話と日本の黎明」、学研
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