「日向(ひむか)」って馴染みがないんですが〜「古事記外伝」6
「古事記」の中でもかなりファンタスチックな場面、天孫降臨の着地点。。。「日向(ひむか)」そして「高千穂(たかちほ)」
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
「日向」の他にも「高千穂」もあるよね。。。降臨した地とは。。。
「高千穂」の地が宮崎県の高千穂か鹿児島県の高千穂峰かは議論の的らしいのですが。。。どちらも日本文明の母胎なのでしょう。
「古事記」の中で天照大神から神勅を賜った瓊瓊杵命(ににぎのみこと)は「筑紫のひむかの高千穂のくしふるたけに天降り、その地に宮を営んだ」ということです。
ここでいう「筑紫」とは九州全体のことらしいし、「日向」も今日の宮崎県のことではなく、日に向かう国の汎称とされています。
つまり、九州にあって陽気の恵みを存分に受けている奇霊な山岳に、天孫は降臨した。ということらしいのです。
九州は太陽の恵みに溢れているだけでなく、当時の文明国である韓国(からくに)との交流の窓口で、高度な文明の継承・発展地。山の幸と海の幸の宝庫でもあったのです。
神話では、この国の文明が瓊瓊杵命から始まる日向三代の公孫から開かれる事を言いたかったのです。
しかも、瓊瓊杵尊が高千穂の峰に降臨した時、世界は闇に包まれていたの。
だから、そこの土着の神が「瓊瓊杵尊が稲千穂を抜いて籾(もみ)を四方に投げれば、世界は明るくなるでしょう」と申し出た。とのこと。
すると、世界は光を取り戻し、農耕文明という光を九州にもたらした。ということになるらしいのです。
そして、瓊瓊杵尊は「山神」である大山津見神の娘木花開耶姫(このはなさくやひめ)と結婚し、海と山の文明を体現する海幸彦と山幸彦を得る。
瓊瓊杵命から山幸彦、そしてその子供は海と山のハイブリッドな子供が生まれ、「日向三代」として海と山と農耕文明が一つに融合した段階で、神武天皇が誕生し、九州からの東征が始まるのです。
たとえ、こじつけだとしても、興味深い案件です。
そして鹿児島県や宮崎県には「日向三代」や神武天皇を祭る神社があります。興味津々です!!
鹿児島県にある「霧島神社」は・・・瓊瓊杵命が主祭神。(プリ香のご近所の浅間神社にも霧島神社の支社があります!)
宮城県には「鵜戸神社(うと)」「櫛触神社(くしふる)」「高千穂神社」「岩戸神社」などなど。。。
初代天皇が東征を始めてからは、どんどん内陸にも神社ができ始めます。
その話はまだしてないので、今回は今までの神様をもう一度振り返ってみたいと思います。
ということで「古事記」のおさらいを次回行きますよ〜〜!
日本人のルーツは面白い!!(古事記オタクはまだまだ続く・・・)
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
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参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/歴史群像「古事記/記紀神話と日本の黎明」、学研
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