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恋難・続編 〜悪夢にうなされる〜

婚活アプリで出会い、実際に2度会った方に『ごめんなさい』LINE をすることに決めた私。

詳しくはこちらに。

決めたからには早い方が絶対いい。

向こうはもう付き合ってると思っているぐらいなのだから。

奇しくもバレンタインデーの昨夜。

彼のお仕事が終わるのを待ち、お家に帰られたタイミングで考えていた少し長めの文章をLINEで送った。

内容は…

帰り際のあの行動が、驚いたのと同時に残念な気持ちになったこと。

これまでの時間はとても楽しかったし、お付き合いしても良いかなと思い始めていたこと。

でもそこまでの恋愛感情には辿り着ききってなかったということが、あの時の自分の反応でわかったということ。

違う出会いを探そうと決めた。
ごめんなさい。

そのようなことを書いて送った。

するとこのような返事がすぐに返ってきた。

了解、それが良いと思います。

最初からあなたの好みではなかったのでしょうね。

すみませんが、ラインは全て消去しますね。

それでは、さようなら。

完全に、私が悪者になっていると感じた。

私は一言も〝付き合いましょう〟とは言っていない。

全く好みでもない人に会ったりもしないし、ましてや車に乗ったりもしない。

私からしてみれば、まだ2回しか会っていないのに、いったいお互いのどれだけの部分が分かったと言えるのだろうか。

これから3回、4回と回数を重ねていくに連れ、お互いの根底の部分がようやく見えてきて、その上でお付き合いするかどうか、その人が本当に自分に必要な人なのか、お互い見極めて決めるものではないのか。

きっとその人からしたら『もう2回も会ったのだから』なんだろう。

会う前から『惚れた』だの『好きになった』だの言われていたので、もしかしたら私は少し見くびられていたのかも知れない。

私からすれば『まだ付き合ってもないのに…』であり、その人からしたら『もうこれは付き合ってるでしょ』。

そんな食い違いが招いた出来事。

顔を寄せられた瞬間、全力で阻止しながら『いやいや、冗談でしょ?!』と心で半笑いした私。

私が悪いの?

あそこで素直に応じているのが正解?

いやいやそれはない!
絶対ない!
どう考えてもおかしいでしょ!

2回会ってご飯食べて映画観たらそれで彼女になったことに?

彼のLINEの内容からは『君がそう思わせた』『君がおかしい』と言わんばかりの匂いがプンプン。

声を大にして言いたい。

私は『好き』だとか『付き合いたい』だとかは一切一言も言っていません!

いい感じに向かっていたのをぶち壊したのはあなたですからね!

こっちが先に消してやる!と、変な闘争心で彼とのトーク画面を先に消し、なんだかモヤモヤする心のままお布団に入った。

夜中、3時過ぎ。

変な夢を見てうなされて目が覚めた。

電気を使うと感染するという、なんとも妙な病気に怯えている私がいた。

隔離された部屋なのか、避難した先なのかわからないが、暗くて狭い部屋の中、残り数パーセントのスマホを握りしめて怯えている私。

寝る前に『真犯人フラグ』や『ミステリと言う勿れ』を観たのもいけなかったのか。

それともよほどLINEで断ったことが私の中で罪悪感となって燻っていたのか。

あるいは自分が思っている以上に傷が深かったのか。

とにかく目が覚めると体が少し火照っている気がして、今度は現実世界で『まさか…』と、感染したのではと恐ろしくなり、映画やランチなんて行かなければ良かったと後悔しまくり、どうしようどうしようと少しパニックになった。

私が感染していたら母をどうしよう。
私が入院?
母を避難?
どこに?長女のところ?次女のところ?
どうやって?
でも濃厚接触者だよね?
どうするの?どうするの?

落ち着け私、落ち着け私。

おでこはヒンヤリ冷たく、首元だけ熱く感じたが体温計は母の部屋にあり、まずは落ち着いてみようと一旦呼吸を整えトイレを済ます。

万が一のため、トイレを念入りに消毒。

体は元気だ。
頭も痛くないしふらつきもしない。

あれ?
なんかお腹空いた。
え?私元気なの?

とりあえず夢のことは忘れ、何か楽しいことを考えようとディズニーソングを頭の中で口ずさむ。

すると火照りが落ち着いてきて、いつの間にかまた眠っていた。

目が覚めると体はいつも通りになにもなく、心から安堵した。

もうしばらくアプリはいいや…。

出掛けることも極力しない。

変な夢を見て、とても恐ろしい想いをしたこの体験は、きっと私への忠告だ。

しばらくは大人しくしてなさい。

そう誰かが言っている。




最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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