#3 「今の自分が好き」って感じる時とは?
「今の自分が好き」という感覚はいったい
人がどんな状態の時に感じる感覚なのでしょうか?
いろんないくつかの状態が重なったときに感じるのだと思いますが、
今日はその中の一つに注目したいと思います。
それは「今に感謝している」状態です。
今の仕事に感謝、今の周りの人達に感謝、今の住んでいる環境に感謝、今の健康な自分に感謝といった感じで「今に感謝している」状態というのは「今の自分が好き」に繋がっていきます。
ヨガ哲学の中に「サントーシャ」という教えがあります。
私も大好きな教えの一つで、生きる上で大切にしていて実践しています。
「サントーシャ」とは、日本語で「知足」と表現されます。
「足るを知る」ですね。
今持っているもので十分に足りていることを認識し、それ以上に求めないという意味です。
「今、あるものに目を向けて感謝しながら生きる」
「ないにフォーカスせず、あるを見て、今を精一杯楽しむ(努める)」
と私なりに解釈しています。
何でも他人のものはよく見えることの例えで、「隣の芝生は青い」という、言葉もあるように、私たちは日常的に欲から、自分の「ない」にフォーカスが当たって、「ある」を見落としがちになります。
例えば、
「〇〇さんのようなお金持ちになりたい」「〇〇さんのような大きなお庭がほしい」「ファッション雑誌に載っているバッグがほしい」などと。
こう思うこと自体が悪いことだとは私は思いません。
言い換えれば向上心があるし、自分に叶えられる夢だからこそ、そうなりたいと思うのかもしれません。
ただ、持っていない物への執着は苦しいです。
心も体も軽くはありませんよね。
ここで「足るを知る」です。ヨガは今に生きる、今ここにいる自分の内側をみつめるものであります。
「今、ある」にフォーカスしてみましょう。
例えば
●愛する家族が健康である
●毎日おいしいご飯が食べられる
●寒さや雨風から守ってくれる家がある
●いろんなことが学べる学校に通えている
●自然豊かな環境が家の近くにある
●心から分かり合える友達がいる
●ふかふかベッドで眠れる
●趣味のダンス教室に通えている
このように「ある」にフォーカスすると感謝が生まれてきますよね。
感謝から自分が満たされます。今に幸せを感じます。
この状態というのは、「今の自分が好き」という感覚のベースになると思います。
また自分のできないことや弱みだと思っていることばかりフォーカスして、
「自分には無理」などとネガティブでいるのはもったいないです。
できないことも弱みもあって当然です。あってもいいのです。人間は完璧ではありません。
こんな時も「足るを知る」です。
できることも強みもあるはずです。あれもできるし、こんな強みもあるといった感じで上げてみると自分の中の「ある」にフォーカスされます。そのできること、強みを活かして動いてみましょう。
心も体も軽く、ポジティブな毎日になりますよね。
ぜひ自分の外側にも、自分の内側にも「今、ある」に目を向けてみてください。そこに感謝が生まれます。自分の内側が満たされていきます。
自分のこともたくさん認めていけます。
今こうしてブログを読んでくださるあなたへ感謝です。