料理がしんどい、苦手な人への処方箋「食の本④」
先日に続き、料理が苦痛な人にお届けする処方箋(本)は、こちらの2冊。
ヒーリングご飯研究家であり、(社)和のナチュラル薬膳協会代表理事でもあるサニー早苗さんの本です。
病弱だったご自身と大病を患っていたお母様を食事の力で回復させた経験をきっかけに、食の力を発信をされている方です。
本書の何が凄いって、食の知識や技術を伝える本はたくさんあるけれど、心のケアも取り入れた料理の方法やレシピをわかりやすく紹介している本だったということ。
しかも、文章もレシピもシンプルでわかりやすい!
本書に載っているレシピは、工程が簡単なだけでなく、使用する食材もとてもシンプルなので、料理が苦手!苦痛!という人でも取り組みやすいと思います。
さらに、薬膳の効果を取り入れたレシピなのです。
例えば「お疲れなら 胃腸をケアして元気をつける かぼちゃの蒸し煮」(材料はかぼちゃ、水、塩麹だけ)、「イライラしたら 気の巡りを良くしてストレスを緩和させる 玉ねぎピースごはん」など、医食同源という考えのもとで提案されたレシピなのも良いなぁと。
特筆すべきは、料理の技術やレシピだけでなく、「心が整う食べ方」で幸福度を上げる方法や「子育てで疲れている人や仕事で時間がない人」に向けた簡単な3ステップ、料理をセルフケアにしてしまう方法も伝えているところ!
これまでたくさん食のエッセイを読んできましたが、本書はずっと手元に置いて何度も読み返したい一冊になりました。
続いて出版されたのが、スープに特化したこちら。
最初に「あなたにピッタリのスープは?」というチェック項目があり、この裏にそれぞれの症状を改善するおすすめスープが載っているのも面白い。
本書もシンプルな食材と簡単な工程で作ることができるレシピが効能ごとに載っているので、料理が苦手な人でも気軽にトライできそう。
スープって鍋で作るものだから、1食で終わりではなく、朝ご飯にも夕飯にも食べられるし、忙しい朝もサッと食べることができて栄養も取れるから一石二鳥!ですよね。
野菜などのビタミンは水に流れるので、スープなら丸ごと栄養素がとれるのもうれしい。
明日から夏休みが始まりますが、こんなときこそシンプルで簡単だけど美味しくて栄養◯!の料理が役立つこと間違いなし。
酷暑の中、お仕事でクタクタな人も、週末にたっぷりスープを作ってみてはどうでしょう!?
それでは、また★