直木賞 「さんかく」
朝起きて新聞広告に載っていた『宙ごはん』(著・町田そのこ)を見て、本屋に走った。その本だけ買うつもりだったのに、気付いたらその横に並んでいたこちらも手に取り購入してしまった。
そして、3冊同時に40ページずつ読んでみたら! この続きが読みたいと思ったのが「さんかく」でした。
料理小説好きな私は、ベッドに転がり、夜中も夢中になって読んでいたらお腹が空くこと空くこと…。美味しそうな料理が次々と出てくるあげく、作ってみたい、食べてみたいと思うものばかり。
早速、翌日の夕飯で、本に登場していたパクチー入りの水餃子とネギたっぷりの水餃子を作り、ナンプラーや胡麻油とラー油など、いろいろつけて食べてみた。
おいしい!!
ところで肝心な内容なのですが、既婚40代の私は登場人物の揺れ動く恋愛感情には興味が湧かず(汗)、でもこれって、結婚と恋愛の違いに似てるなぁと思った。
昔、高校の友達で、結婚して10年(交際期間をいれると13年)の旦那さんを男性として見ることができず、◯がどうしても出来ないけれど、大好きだし必要だし別れたくないと悩んでいた子がいた。
でも、◯はしたいし恋もしたいから外で遊ぶという…。
結婚すると恋が家族愛に変わり、それはそれで大切な存在なのだけど、どこがいいのかもよくわからないの惹かれてしまう恋がある。
同じ大切な存在でも、主人公の彼はきっと、あちらを選ぶだろうなぁと思っていたら、まさかのハズレ。
私としては安心できる彼女と、美味しいものを作ってもらいながら「美味しいね」と言って過ごす結末が良かったなぁと思ったけど…
だって、なんにも出来なくて、自分の好きなことに無我夢中で食事もめちゃくちゃな子より、料理上手で気をつかうこともなく安心できる存在の人と居たほうが良くない?って。
あれ…?これって…もしかして…親目線での感想になっているかも…今気づいたけど…
主人公の男の子を、うちの小さな息子と重ねてしまっていたのかも…ええ~
なんか…すみません。
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