【旭川いじめ問題】北星中学校に抗議の電話をした時の話<在日韓国人の視点>
「いじめサバイバー」のひとりとして
旭川のイジメ問題が
ずっと気になっていたのですが、
やっと第三者委員会が
中間報告を出しましたね。
このいじめ事件は
内容があまりにも衝撃的だったので
多くの人がご存知だと思いますが、
念のため説明すると
北海道旭川市の旭川市立北星中学校の女子生徒が
複数人に取り囲まれて自慰行為を強要されたり
その動画を撮影されて拡散されたりという
壮絶なイジメを受けて
亡くなられたという事件です。
この事件で気分が悪いのは
学校が「イジメは無かった」と言い張り、
特に教頭先生があの手この手を使って
被害者を黙らせることによって
事件を隠ぺいしようとしたことです。
被害者が亡くなったのがきっかけで
週刊文春オンラインがその壮絶なイジメについて
報道するようになり、
被害者の死後になって初めて
イジメの有無を調査する
第三者委員会が立ち上げられました。
この第三者委員会なのですが、
待っても待っても調査結果を出そうとせず、
「北星中学校はちゃんといじめ調査に
協力しているのだろうか?」
と疑問を持った私は
去年の12月に北星中学校に
電話で問い合わせをしました。
まずSUBLINEで捨て番号を取得し、
https://www.subline.jp/personal/
北星中学校に問い合わせの電話をした後は
無料期間中に解約したので
電話代は1円もかかりませんでした。
私も「いじめサバイバー」なので
何とかして日本から
イジメを減らしたいという思いがあります。
旭川のこのイジメ問題は
「社会を変えるきっかけになるのではないか?」
という予感がするんです。
近年のSNSの発達により
ネット上では「いじめ後遺症」に
苦しむ大人たちからも多くの経験談が
語られるようになって来ました。
イジメの苦しみというのは
一過性のものではありません。
大人になっても
フラッシュバックで苦しんでいる人が
たくさんいるんです。
だけどイジメというのは
多数が1人をいじめるという構造があるわけで、
イジメられる側は常に少数派です。
あるクラスで10人が1人を
イジメていた場合、
教師にとってその10人を叱って
その行いを改めさせるのは
とてつもない労力を必要とします。
10人の保護者への対応も必要となります。
だから教師はイジメられた生徒を
黙らせることによって
問題を解決しようとすることが多いのです。
本当は何にも解決していないのに・・・
だけど、
この旭川のいじめ問題だけは
絶対に風化させてはならない。
この旭川のいじめ問題だけは
きちんと学校に事実を明らかにさせないと
いじめられた側が
泣き寝入りさせられる社会になってしまう。
日本を変えるには今しか無い!
そして
意を決した私は電話をかけて
いくつかの問い合わせをしたのですが、
北星中学校の担当者は
「第三者委員会で調査中なので答えられない」
を繰り返すばかりで、
とうとう電話を切られてしまいました。
私の電話でのコミュニケーションが
あまり上手でなかったのが悪かったように思います。
私は令和タケちゃんのように
追及が出来るタイプでは無いので・・・
ただ、
「学校として、第三者委員会の調査に誠実に答えて欲しい」
「被害者のお母さんに対して誠実な対応をして欲しい」
ということだけは
伝えることが出来ました。
「10人の加害者の未来と1人の被害者の未来、
どっちが大切なのか。
1人のために10人の未来をつぶして良いのか。
どっちが将来の日本のためになるのか考えて下さい」
いじめ被害者のお母さんに対して
こんな暴言を言い放った教頭先生は
苦情の電話対応を部下に押し付け、
自分自身は絶対に対応しないそうです。
私の電話に出た北星中学校の担当者は
令和タケちゃんの時と違って
女性の担当者さんだったのですが、
か細い声で対応していました。
おそらく苦情の電話対応が
ちょくちょく有って
精神的に疲れてるのかなと思いました。
私はこの女性の担当者さんに
責めるような質問は出来ないと思い、
ほとんど何も話せなくなってしまいました。