【恋する水上村】咲き誇る春と燃ゆる秋
記念すべき第一回目は熊本県球磨郡水上村。
って、どこ?
そう、誰も知らない遠い遠い村のお話。
水上村の春
水上村は遠い。めちゃくちゃ遠い。
熊本空港からレンタカーで高速使ってもゆうに2時間。なんだったら鹿児島空港からの方がちょっと近い。
最寄りの駅なんてない。途中からバスっていう手もあるが、ちょっと近い鹿児島空港からでも4時間弱かかる。ハイ、心折れます。だが、そんな困難を乗り越えても辿り着きたい風景が、ここにはある。
それが、村の中心にある市房ダム湖をぐるりと一周14キロに及び咲き誇る『一万本桜』だ。
心地いい春風に吹かれながら桜ロードをドライブ。これがもう本当にサイコー!!
バイクの免許持ってないけど、仲間とツーリングしたら気持ちいいだろうなぁ。友達いないけど^ ^
それから、人間関係に疲れた果てたあなた!いや、それ私!
もう外に出たくない。だって外に出たら誰かに傷付けられるし、誰かを傷つけてしまう・・・なんて言ってないで、市房山の森林セラピーで千年杉の生命力に抱かれちゃって。
ゴイシツバメシジミという幻の蝶に出会えたら超ーーーラッキー♡
水上村の秋
白水自然森林公園には足元はスケルトンになっている『白龍妃橋』と眼下に絶景が広がる『白龍王橋』、2つの吊り橋がある。
もちろん大迫力の紅葉スポットだ。
手付かずの自然が残る人里離れた山の頂にも関わらず、数人の観光客と遭遇した。・・が、橋を目前に腰が引けちゃって「絶対無理〜」と帰っていった方を何人も目撃した^ ^
ゆっくり散策しながら往復30分程度のハイキングコース。
高所好き、絶叫好きな方にオススメ。
ワーケーション
私の仕事は、PCとネット環境さえあれば世界中どこもできちゃう。
例えWifi飛んでなくても"ahamo"で手に入れた20Gさえあれば、大抵のことはテザリングでOK!!
だから、こーんなところ(水輝橋)や
あーんな場所(市房ダムの大噴水)でもすぐにメールチェック始めちゃう。
はっ!!
パワハラ・ダメ・ゼッタイ。
恋する特産物
就寝前に準備しておいた朝食用のうどん出汁が、どれだけ美味しく出ているか気になり、夜中の3時に味見して一人で興奮ちゃうほど食への拘りが過ぎる私のお気に入りを、2つご紹介。
【ヒノヒカリ】
水上村のお宿で初めて出会ったその日から、私は水上村のお米、ヒノヒカリの虜。
毎年ふるさと納税で30キロGETしてる。
そしてそのお味は、口に含んだ瞬間広がる感動的な甘みや粘り、分かりやすくインパクト大の旨味を与えてくれる魚沼産コシヒカリの真逆(いい意味で‼︎)、自己主張控えめな瑞々しいお米。だからこそ、どんなおかずにも合う。絶対に邪魔しない。飽きない。毎日毎食食べたいご飯。
【ゆずとうがらし】
貴方無しでは生きていけないカラダになってしまった・・・
ゆずの香り際立つ一味唐辛子。
とにかくコレさえかけとけば、うどんもそばも焼き鳥も茶碗蒸しも無限にイケる。
ストックがなくなった時、色んなゆず一味試してみたけど、なんだったら刻みゆずとかまんまのヤツもトライしたけど、日常使いできる価格帯であの芳醇な香りは再現できなかった。
恋する温泉
100%源泉掛け流し、美人の湯として名高い水上村の温泉はとにかく優しい。
中でも市房観光ホテル(一般的な観光ホテルを期待しちゃダメだぞ)の温泉は、県内で最も高いpHを誇る単純アルカリ硫黄泉で、温泉大好き!!温泉ソムリエの私も魅了されまくり。
片栗粉でとろみを付けたかのようにトロトロのお湯は、まるで天然の化粧水。初めて浸かった時、めちゃくちゃ感動したのを覚えている。
ああ、今すぐ飛んで行きたい・・
まとめ
市房山でとれた新鮮豊富な山菜料理。
大石酒造の焼酎『大石』、今では欠かさず自宅に常備。
鹿肉、しかも鹿刺しで初めていただいたのも、ここ水上村だった。
肌にまとわりつく柔らかな温泉も、これでもかと言わんばかりに自然が与えてくれる美しい四季も、熊本地震や熊本豪雨の被害が残る市房山やキャンプ場も、市房ダムの神秘的な朝靄も、遠い遠い場所へわざわざ赴く価値のある、恋する日本だった。
FEEL MIZUKAMI:水上村公式ポータルサイト
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