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坂口恭平展へ

昨日、熊本市現代美術館で開催されている坂口恭平展へ家族で行ってきた。

昼頃車で自宅を出発し、お昼ご飯を熊本市内のジャニスリランカキッチンで食べた。
ここは坂口さんがよくTwitterにあげていたカレーのお店で、いつも本当に美味しそうなのでいつか食べたいなと思っていたお店。せっかく個展へ行くのだから行ってみようと思い切ってお昼をこちらで食べた。

14時ごろ到着。ランチできっと今まで忙しかったんだろうなといった感じ、運よくピークは過ぎていたのが割と落ち着いた状態の店内で過ごせた。1歳の娘も一緒だったので、店内が落ち着いていてひとまず安心。もちろん娘はカレーは食べれないので持ってきていたお菓子等で気を紛らわせながら過ごす。
カレーランチを二つ注文、お米を+110円でフライドライスにできたので、なんか美味しそうだよねと旦那さんと話して二人ともフライドライスに。旦那さんは大盛りに。

店内のスリランカ?の音楽動画や店内の飾りを見ながらワクワクしてカレーを待つ。10分くらいして念願のカレー登場!ほわぁぁぁぁ…綺麗!美味しそう!
私は抱っこ紐で娘を抱っこしたままだったのでほぼ右手のみで遠いカレー皿のカレーとご飯をうまくすくい、娘の頭にこぼさないように必死に食べた。
「美味しい!」私も旦那さんも絶賛。カレーも美味しいし、このフライドライス、うんまい!チャーハンのような、でも何ともチャーハンとも違う異国感。最高だった。旦那さんと行きの車の中で、せっかくのお出かけご飯だからさ家で作れないもの食べたいよねと話していたので、まさに…これ!家では絶対に味わえない異国感!美味しさ!満足感!
一足早く食べ終えた旦那さんに少しだけ抱っこを変わってもらい、その間に私も書き込むように残りのカレーを完食!本当におごちそうさまでした。また必ず行きたいです。
メニューにはお酒もあったし夜のディナーのメニューもあったのでいつかお酒飲みながらまたここでご飯食べられたらいいなとも思いました。


手前は旦那さんの大盛り


そして市電に乗って目指すは熊本市現代美術館。路面電車っていいよね。しかも自分の住んでいない場所で乗る電車ってなんかいつもより余計に周りの乗っている人たちのことを見てしまう。みんなどこで降りるのかな、学生さんはこんな制服なんだ、こんなキーホルダーカバンにつけるんだとか。地元の人っぽい人を見ては色々な想像を膨らませる。みんなお洒落してどこへ行くのかな、どこへ帰るのかなと。
さっき歩いた道を電車で行くのも何だかいい。ついさっき歩いたときは私たちもこの風景の一部だったのか、みたいなことを思う。
娘も初めての路面電車デビューだった。お隣の女の子の定期ケースについているストラップを指さして「あっ!」とひたすら言っていた。最近のマイブームなんだよね、指さして目に見えるものを「あっ!」と言うの。教えてくれてるのかな?やたらと「あっ」と言う姿が、いかにも一度見たことあるものをまた見て「あっ!」と言っているようで見ているとすごく面白い。

熊本城・市役所前で降りて少し歩くと見えてきた、美術館。下はテナントが入っていて買い物したりカフェでくつろいでいる人たちもいてそんな建物の三階にある美術館。本当街のど真ん中にある。入った瞬間に、うわいい施設だなと感じた。

受付でチケットを2枚買って、会場へ。

心がしんとする入り口

入ると700枚もの絵が展示されていて、本当に圧巻。一つ一つの絵自体はそんなに大きいものではないけれど集まると本当にすごいパワーに圧倒される。
Twitterとかでよく描かれた絵は見ていたけれど、本物のパワーってすごい。初めて展覧会みたいな場所で「すごい、綺麗。」独り言が漏れた。
胸がいっぱいになる絵がたくさんあった。何でだろう。同じ自分の住む九州の風景だからだろうか、なぜか見たことのある景色に感じてしまって懐かしいような気分になった。でも優しい絵の中に感じる、力強さや苦しさみたいなものも感じていい意味でこの1回では消化できなかった。
この日は雨だったけれど、それもまた雰囲気があって何だか忘れられない体験となった個展だった。

美術館も本当にいい雰囲気の場所で、図書スペースがあったり子供が遊べるスペースもあったりとまた改めて、家族みんなや一人で色々な形で訪れたい場所だと思った。おむつ替えスぺースには、たくさんの可愛い動物の壁画もあって娘も指さして見て喜んでいました。子どもウェルカムな雰囲気がとても良かったな。子どもたちにとってこんな美術館が近くにあればすごくいい体験ができるだろうな、なかなか子連れの美術館ってハードルが高い。でも、いいものこそ子どもに見せてあげたいし色々な体験をさせてあげたいと思う。そんな時にこんな優しい美術館が近くにあれば親も子も幸せだ。こんな美術館が増えますように。


坂口恭平展後は、何だかずっとこれらの絵のことや坂口さんのことを考えるなど受けた影響は大きいものだったと改めて感じています。
画集を買ったのでぼんやり眺めてみたりして余韻に浸っている最近です。そういえば、いいなあと思っていた絵たちが自分の故郷近くの景色であったりして、だからこの絵に強く惹きつけられていたのかなと思ったり。

チラシは家に飾りました


癒され、考えさせられ、とってもいい個展だったので必ずまた開催中に伺いたいと思っています。熊本の街も好きだから今度は一人でゆっくり時間をとって行こうかな。

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