それはまるで遅効性の毒のように。岩谷翔吾著作『選択』がもたらしたもの。
サイン会で岩谷翔吾先生に「まるで遅効性の毒のようですね!」と言おうとして、「ちこうせい」をスムーズに言える自信がないと思ってやめた。普段使わない言葉だから。
この書籍を手に取って、私は久しぶりに紙の本の匂いを嗅いだ。雑誌や写真集以外の紙の本を最後に手にしたのは数年前のことで、ハードカバーのずしりとした重さが手に良く馴染む。
最近はもっぱら電子書籍と共に生活をしているせいで、DMMブックスとKindleの容量ばかりが大きくなっている。パンパンだった本棚の本は少しずつ減らして