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イタリア滞在記[2]_4【アドリア海の形容詞】(2022.7.27)

以前、「夏にはよく海へ行く」と言うと、「どこの海へ行くの?」と聞かれたことがある。「アドリア海」と答えると、「えっ、すごい!優雅だね!」と誰もが口を揃えた。
そんなわけで、今日はアドリア海へ海水浴に行く。

具体的な行き先は、リミニ(エミリア・ロマーニャ州リミニ県)。夏にはイタリアからだけでなく、ヨーロッパ中から海水浴客が集まり、昼夜問わず賑わう活気のある町だ。


リミニへ向かう道すがら、キャンピングカーを見に行く。

僕とアンドレアが一目惚れしたキャンピングカー
(もちろん中古)
お値段 20,000ユーロ…
妥当な金額だけど、高い買い物だからよく考えないとな…

リミニに到着。

日中はみんなビーチにいるので、街中は静か。
ここが賑わうのは夜になってからだ。

↑ビーチを進むと...

↑汚っっったねぇアドリア海!

「アドリア海へ海水浴に行くなんて優雅だね」と言った彼らに僕は言いたい。
「三浦海岸の方がよっぽど優雅だよ」

でも、まぁ泳ぐのは大好きだから、水が少々汚くても我慢する。くるぶしまで入水したとき、アンドレアが口を開いた。
「小便みたいな水温だな!」


散々ディスったけれど思い切り楽しんだのち、昼食。せっかく海へ来たので魚介を楽しむことにした。

↑イタリアでは外食が高価で、その中でも魚介類が特に高い。
でも、こちらは、これ全部に赤ワイン、白ワイン、水(炭酸あり/なし)の飲み放題が付いて15ユーロと、とてもリーズナブル。
日替わりの定食なので、その時に食べたいものを選べるわけではないのが残念だけど、メニューはあらかじめネットで確認することができるので、食べたいものが出される日を狙って行くのがいいと思う。
そんなわけで、インフォメーションを載せておくので、リミニにお越しの際は、是非!

店名: PesceAzzurro Rimini (ペッシェアッズッロ リミニ)
住所: Viale Principe di Piemonte, 4/a, Rimini Miramare
Webサイト: http://www.pesceazzurro.com/ristorante-rimini/

じゃがいもと魚(種類不明)のコロッケ
オリーブオイル、にんにく、パセリで味付けされたアサリ
今回食べた中では、これが一番美味かった。
サバとひよこ豆のキタッリーネ
パン粉をまぶして焼いた魚(種類不明)と、ポテトのオーブン焼き
パン粉をまぶして焼いた青魚(多分小ぶりのイワシ)
サラダ

昼食後、中心街を散策したのち、帰宅の途につく。
我らがエミリア・ロマーニャ州を代表するテーマパークのうちのひとつ、"ITALIA IN MINIATURAイターリア・イン・ミニアトゥーラ" に差し掛かった時、アンドレアが突然、テーマ―パークの方へハンドルを切った。

僕が、
「おい、この炎天下で...ここで遊ぶの?」と言うと、アンドレアは、
「まさか。買い物だけしていこう」と、微笑む。
買い物って...

名前を付けなきゃいけないやつが増えた

"ITALIA IN MINIATURAイターリア・イン・ミニアトゥーラ" へは、子供の頃、アンドレアが連れて行ってくれた。園内にはイタリア全土のジオラマが広がっていて、イタリアの地理を学ぶことができるようになっているのだ。

中はこんな感じ

あの時は、アンドレアの解説を聞きながら何時間もかけて園内を回ったっけ...昼飯もここで食べたんだよ。何を食べたかは忘れちゃったけど、とても楽しかったことだけは覚えてる。帰りがけにあいつが買ってくれた青いオウムのキーホルダー、まだ持ってるんだ。

もう少し涼しくなったらまた来たいな。あの頃みたいに...

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