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秘談

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#エッセイ

宇宙人を見たかもしれないと言われた日

宇宙人を見たかもしれないと言われた日

すわSFか!?と誤解を招きそうなタイトルで期待を抱かせると申し訳ないので、そんなスケールの大きな内容ではなく案外ソボクな話だということを最初にお断りしておく。ついでに、うら若き頃に旅先で買って今まで大切に飾ってきた美術的作品の画像を、こんなふうに使うなよ!(おまえや)



あれは確か20代前半だったか…
夜、出先から帰ってきた親が、神妙な顔をしながら徐に言ったのがまさに題名の台詞である。
「…

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一反もめん?があらわれた!

一反もめん?があらわれた!

以前にも書いたが、筆者はごくたまに金縛りに遭ったりすることはあるものの、その時ですら、これまでに何かいたとか見たとかいう体験はない。(ちなみに、こわいのに確認せずにはいられないほうである。)一度だけ、ママチャリに乗った若い男性が、白昼堂々目の前で消えた、っていうぐらいだ。

ただ、去年の今頃だっただろうか…?
ひとつ、あやしいことがあった。



夜中。ふと目が覚めた。
寝ているベッドから少し離

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そんなこと、ある…???

そんなこと、ある…???

今日は多少暑かったが秋晴れ感のある、よい天気の一日だった。
以前から気にはなっていたものの、できていなかったこと。
ふとそれをこの休みにやってしまおうと浮かんできて、思い立ったが吉日、さっそく午前中から準備に取りかかった。

子どもの頃いただいたり遊んだりしたお人形たちを、然るべきお寺へお納めして、供養とお焚き上げをしていただくというのがミッションである。

あらためて見れば懐かしいが、さすがにも

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架け橋(後)

架け橋(後)

前編☟をお読みいただいた皆様、その節はどうもありがとうございました!

前編を要約すると、怪談は好きだがオバケは見たことがない…ただちょっと珍妙な体験はある、という内容だった。そこから、もう少し科学寄りの現象なのではないかと仮説している件があるのでそれを軸に記そうというのが今回の狙いだ。何かというと、人間の有する“気”とかエネルギーの話である。



筆者は普段はのんきなために実際以上に穏やかに

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架け橋(前)

架け橋(前)

7月になった。

今年のカレンダーはクロード・モネの絵がひと月毎に楽しめるものにして、1月から順にめくっているが、未だ睡蓮は出ない。
モネ氏は死ぬまで睡蓮ばかり描き続けた人ではないので待つも、こうも現れないと、「睡蓮はまだかね!」と言いたくなってくる。
彼の睡蓮シリーズを見ると心が落ち着く筆者だが、暑い季節は一段とすばらしく感じるため、睡蓮を所蔵している美術館に足を運ぶのもいいなと考えたゆうべであ

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