【番外編:ひとくちめ②】「ひとくちめ」とふたりの未来
私のページを訪れてくれた皆様、ありがとうございます。
そして、ようこそ!
どうも、LOLerです!
読みはローラーを想定しています。一応。
突然ですが、私の彼はコーヒーを豆から挽くタイプの男性です。
コーヒーオタクゆえ、たまにその知識が爆発し
マシンガンの如く話きったあと
「ごめんなさいオタクだからバーって喋っちゃうんです」
と言ってきます。おもろい◎
先日そんな彼に、コーヒーを淹れてもらいました。
酸味の少ない、濃い味のブラックコーヒーを注文。
“ツッカーノブルボン”という豆を
ミルで挽くと、コーヒーの香りがフワッと漂います。
手際よく、丁寧にコーヒーを淹れる彼の姿は
まあ、うん、ステキデシタ。
※はずかし
豆の味を微かに感じる、私好みのコーヒー◎
ぜひまた淹れてください
と、こんな話をしている場合ではなかった。
今回は、前回に引き続き番外編!
カフェ「ひとくちめ」をオープンした2人の大学生、
まほちゃんとゆうなぽんに訪れた試練のお話です。
では、本編へどうぞ!
「ひとくちめ」とふたりの未来
広島県で月に一度、
カフェ「ひとくちめ」の営業を始めた
まほちゃんとゆうなぽん。
経営を担当するまほちゃんと
料理を担当するゆうなぽん。
性格のタイプは違えど、
2人ともほっこりとした雰囲気をかもしだす優しさをもっています。
そんな2人が、就職活動の本格化を目前に控えた頃
まほちゃんによるインスタグラムでの宣伝活動や
ゆうなぽんのつくる体に優しく美味しい料理によって
カフェ「ひとくちめ」のお客さんは増え始めていました。
そんな「ひとくちめ」の様子に、まほちゃんは
「このままカフェを続けて仕事にするかどうか」
と悩んでいました。
悩むまほちゃんは、
アルバイト先の先輩で、学生起業家としての先輩でもある恭平さんに
何度も相談をしたそうです。
「まほが代表となって独立したいと思うならば、ゆうなちゃんを食わせてあげられるような、会社、事業形態をつくらなければいけないよ!」
恭平さんからの言葉をもらったまほちゃんは、
カフェ「ひとくちめ」の経営を仕事にした時のシミュレーションを兼ねて、
月3回、毎週1回のペースで営業してみることに。
しかし、このスケジュールは想定していたよりも大変なものでした。
「お客さんに『美味しい』と言ってもらえる喜びを共有する余裕も無くなってしまった」
と当時を振り返る2人。
営業が終わっても、その余韻に浸る時間もなく、
次の営業日の準備に追われてしまう日々。
両者がその辛さを抱えつつも、
お互いを思いやるが故に気持ちを伝えられずにいました。
「誘った側なのに、私から辛いなんて言えない」と悩むまほちゃん。
「私が辛いと言ったら、まほちゃんの選択肢を潰してしまうことになるんじゃないか」と、硬く口を閉ざすゆうなぽん。
カフェ経営を仕事にすることの難しさを知ったまほちゃんは、
もう一度恭平さんに相談をすることにします。
まほちゃんが、ゆうなぽんの気持ちを聞けていないことを話すと、
恭平さんは2人の仲介人に名乗り出てくれました。
同じ思いを持っていたことを知ったふたり。
同じ辛さを共有し、カフェ「ひとくちめ」では、
「2人が楽しむことが一番大切」ということを再確認します。
「相手の気持ちがわかったから、今後について話をすることができた」
と、話してくれたゆうなぽん。
当事者同士だから言えないこと、
でも知らなければいけないこと。
気持ちが通じ合ったからこそ
発揮できる“2人の強さ”のようなものを感じました。
その後、楽しむことを第一に据えた営業の仕方として
カフェの営業は月一回のインスタグラムなどからの予約制に変更。
予約制にすることで、お客さんの人数が事前に把握できるようになり、
料理の準備がしやすくなったことはもちろん、
予約者の方のインスタグラムのページから趣味や好みを
リサーチできるようになり、
来店時の会話もよりしやすくなったといいます。
何より2人に余裕ができたことで
カフェ全体の空気感が穏やかになり
まほちゃんとゆうなぽんの本来の魅力でもある
“ほっこりした空間”を取り戻すことができました。
「ひとくちめ」とお客さま
カフェ「ひとくちめ」には2人の
“ほっこり”と“こだわり”がたくさん詰まっています。
営業日には主に接客を担当し
お客さんと会話をする機会の多いまほちゃんは
聞き役に徹することを意識しているそうです。
「カフェの魅力やこだわり、苦労した話とかをしたいとは思うけど
グッと堪えてお客さんの話に興味を持って聞くようにしている。
お客さんが『ひとくちめ』に求めていることは様々だけど
それに寄り添えるようにしたい」
そんなカフェ「ひとくちめ」はお客さんにとっても
居心地の良い空間のようで、
来店してくださったお客さんの中には
「インスタグラムで見ていて、ほっこりする2人に会いたくて今日カフェにきました」
と、言ってくれる方も!
それまで、ゆうなぽんの料理を求めて来るお客さんだけだと思っていた
まほちゃんは2人の人柄まで見てくれている方がいることをしり
温かい気持ちになったと、嬉しそうに話してくれました。
もちろん、「体に優しい」を第一にした料理にも強いこだわりがあります。
「2人でやるからには、私たちに響いた料理しか出したくない!」
と真っ直ぐに宣言するゆうなぽん。
特に、ランチプレートの定番の一品
“生マッシュポテト”においては、「生」とつけるからにはと
舌触りに格別のこだわりがあります。
ブレンダーで徹底的に粒感を無くした生マッシュポテトには
熱狂的なファンがいるほど......。
※めちゃくちゃ食べたい。
盛り付け時は色合いなどにも気を配り
試作の際には食べるだけではなく、
写真をとったりすることで“写真映え”するかのチェックも行っているそうです。
※なるほど、インスタに上がる写真がどうも映えていたのはそういうことか
カフェの経営を終始見守り、サポートをしてきた恭平さんは
2人の魅力を“ひたむきさ”だといいます。
また、「誠実に頑張っているからこそ、周りの人が応援したくなる」と話してくれました。
それぞれのこだわりを尊重し、尊敬し合う2人はお互いの存在を
“替えのきかないポジション”
だと表現します。
大学卒業後は別々の道を歩む2人ですが、
「おばあちゃんになっても、
『冬はこれが美味しいんだよね』とか言い合っている関係でいたい」
とまほちゃんが話し、
ゆうなぽんが頷きながら微笑んでいる様子は、
まさにほっこりを体現したものだと感じました。
エンド
取材を受けての感想
まほちゃんより
まだ直接は1回しか会ったことがないのに、
まるでずっと横で見てきてくれたようにひとくちめを
こんなに丁寧に細かく文してくれて、
そして何より私の思いを汲み取ってくれてて、
文を読んだ時は思わずうるっときました。
こんな素敵な文を書いてくれてるLOLerちゃんと出会えて、
本当にありがたく、幸せ者だなあと思います!
本当にありがとう!
これからのLOLerちゃんの記者としてのキャリアを
全力で応援、楽しみにしています🥰
ゆうなぽんより
先日は、インタビューにひとくちめを選んでくれて、
そして素敵な文章をほんとうにありがとう!
LOLerちゃんとても聞き上手だから、
初めてお話したとは思えないくらい緊張せず、
楽しく、インタビューを受けさせてもらいました
インタビューを通して改めてふたりの出会いとか
ひとくちめのこれまでの思い出を振り返り、
2人で居るとなかなか言葉にしないことも伝え合いえて、
私にとって、とても有意義で貴重な時間でした、、
LOLerちゃんの文章も、まほちゃんに送って貰って読ませてもらいました!!
あれだけたくさん、思いつくまま支離滅裂に話していたのに、
とても綺麗に、端的に、まとめられていて、
私たちの思いがぐっと伝わるとても素敵な文章でした!
まほちゃんといい、LOLerちゃんといい、
素敵な文章をかけるのが本当に羨ましい🥹
改めて、本当にありがとうっ、、
4月からは記者さんだよね!!
絶対良き記者さんになれると思います、、頑張ってねっ🥰
謝辞
突然の連絡や時間のない中での取材、校閲にお付き合いいただいた
3名に感謝の言葉を残しておきたいと思います。
はじめに、皆さんの大切な人生の一部を
お話いただきありがとうございます。
ほとんど初対面や、あったこともない私に
お話をすることは、難しいことだと思います。
アイスブレイクもそこそこに、はじまったズームでの取材。
正直、私の方が緊張していたように思います。
でも、2人の優しさのおかげで
紛れもなく楽しく、ほっこりした時間になりました。
ありがとう。
お仕事の合間を縫い、お電話で取材に応じてくださった恭平さん。
恭平さんのおかげで
記事に厚みをもたせることができました。
ありがとうございました。
皆様が、それぞれの道へ進むことを応援しつつ、
この記事が、互いに思い合う存在でいることの記録として
残ればと思っております。
ご協力いただき、誠にありがとうございました。
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次回予告
番外編も終わり、取材のストックもそこをついた私。
どうしようかと、泣き言を言っていると
読者でもある彼がぽつりと、「俺の記事もまだだしね」
......ご厚意に甘えよう。でも、私情をはさまず彼の人生について書けるのか。
ある種、挑戦的な執筆になっていきそうです。
次回の投稿は2月上旬を予定しております。
お楽しみに!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
では、また!
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