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東洋と西洋の叡智の融合『二水一遇の知の経営』

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「経営資源」と言えば『ヒト』、『モノ』、『カネ』。最近はそれに『情報』、『時間』、そして『知』などを加えて考えることが多いようです。 『モノ』、『カネ』、『情報』、『時間』などの…
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2020年6月の記事一覧

レジ袋の有料化。レジ袋を削減しても、残る課題。

 いよいよ7月1日から、レジ袋の有料化が始まります。
レジ袋削減にご協力ください!プラスチック製買物袋の有料化が2020年7月1日よりスタートします。(経済産業省)
 エコバッグ等を用意して、すでに準備万端、調えておられる方も多いことでしょう。
 しかし、エコバッグ等を用意していたとしても、実は解決しなければならない大きな課題がまだまだあるのです。
 それは「個々の商品を入れる小袋」が必要な場合が

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「利己主義」?「利他主義」?いえいえ、『利行は一法なり』、です。

 昨日のnoteでも使った用語ですが、「利他」あるいは「利他主義」という言葉があります。
 元々は「利己主義」の対概念として、フランスの社会学者オーギュスト・コントによって造られた造語です。
 それが日本に輸入されるにあたり、「他人を思いやり、自己の善行による功徳によって他者を救済する」という意味を持つ仏教用語『利他』が当てられたとされています。

 このように、元々は西洋の二律相反する対概念であ

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「経済合理性至上主義経営」から「利他」と「共感」の『ヒト至上主義経営』への思考の転換

  さる5月5日、「一般社団法人Future Center Alliance Japan」から「一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏、 日本工学アカデミー 小泉英明氏 による緊急提言 After or Together COVID-19には「利他」と「共感」のスピリットを」が公表されました。
 この緊急提言は、2020年4月21日及び5月3日のzoomによるシンポジウム、セミナーに基づいてまとめられたも

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『ヒト』の中心には『知』と『感情』がある。令和の『ナレッジ・マネジメント(知の経営)』の体系

 『暗黙知』と呼ばれる組織内に眠る知識を表出化させ、『形式知』として共有する『ナレッジ・マネジメント(知の経営)』は、これまで『ナレッジ(知)』とその「担い手」としての『ヒト』との関係で研究が進められてきました。
 しかし、『ヒト』という経営資源を考えるにあたって『知』と並んで忘れてはならない重要な要素があります。それが『感情』です。

 一橋大学の名誉教授で『ナレッジ・マネジメント(知の経営)』

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